“ うたう年末 2020”
会場に足を運んでくださった方
配信を見てくださった方
下北沢音倉 関係者さま
ピアノ : 出会ユキ
トランペット : mayuko
バイオリン : 坂萩奈津美
ベース : βee
ドラムス : 堀田壮一郎
皆さま
『今年も どうもありがとうございました!!』
〈2020.12.26 at Otokura in Shimokitazawa〉
Photo by Ichiro
~ 音を愛し、音と生きる写真家~
キモチは 新たな始まりへ
来年は どんな一年になるか するか
僕自身にも 託されている
向き合って ひらめきを カタチにしていきたい
劇場は生きてる
また帰って来る
人々が
自由に どこへでも いける日常が
ちゃんと
戻ってきますように。
世界の未来に
Good luckと
人の愛が宿った
平穏を 願って
Category: None
劇場の帰りを
みんなが待っている
遠くから 声と声 掛け合って
劇場は生きてる
また 帰って来る
その時を想って 指揮棒を振ろう
一度 聞いたら 覚えられる
メロディー達よ 皆
お願い この空に会いに来てよ
合図で今
世界中が 歌い出すよ
『未来への歌』を
声が皆
混ざり合う時 目覚めてゆく
僕らの生命力が
口を誰かが 塞ぎに来ても
あちらこちらで 歌えば 漏れていく
劇場は生きてる
また帰って来る
僕らと共に ずっと 生き続けてるんだ
拍手。。 拍手。。
今でも 世界で 続いてる。。
拍手。。 拍手。。
今でも 人から 人へと。。
僕は今 歌いながら 願いながら
指揮棒を振るよ
この地球は今 コトバじゃなく
“想い 愛”で 通じ合っているよ
合図で今
世界中が 歌い出すよ
『互いへの歌』を
ココロがふと 寄りそう時
癒されていく 僕らの生命力が
明日に向かって
Photo by Ichiro ~音を愛し、音と生きる写真家~
《2020.8.10 at CAFE チャイハナ in Tokyo, Hikarigaoka》
Category: None
ベルギーから飛行機で移動。
今回のヨーロッパ
最終目的地
スペイン
“マドリード”に到着。
しかし、荷物を待てど、待てど、
ギターがベルトコンベアに流れて来ない。。
おそらく何かの手違いで、
自分が搭乗した便には積まれなかった
いわゆる
“ロストバゲージ”という現象。
ギターは今
どこの国を彷徨っているのか、
いつスペインに届くのか、
確認次第
連絡をくれるとのことだった。
不安のまま入国すると、
再会を約束していた男性の奥さんが、
ありがたいことに迎えに来てくれていた。
ご自宅まで一度、
車で乗せていってもらい、
久しぶりに顔を合わせた
彼の名は、ディエゴ。
にぎわう夜のマーケットに
さっそく連れていってくれた。
(結果的に、彼のサポートもあって、
数日後、ギターは無事に戻ってきた。。)
彼との出逢いも
これまたひょんなことだった。
2018年の
真夏のツアー中
島根県のとある小さな町に
仲間たちと来た日。
本番まで時間が空いたので、
しんとした観光案内所で
涼みながら休んでいると、
彼が突然入ってきた。
なんとなく、
いきおいで声をかけ
ライブが今夜あることを伝えてみたら、
その夜、本当に見に来てくれた。
彼は当時、日本を旅行中だったそう。
そのご縁を辿り、
一年ぶりの再会となった。
別日に、彼は車を走らせ、
遠くの町も案内してくれた。
パラグライダー。初めて生で見た。
彼曰く、飛び立つのは簡単だけれど、
着地が難しいんだそう。
人生の着地点は、
自分の捕え方次第で、
どこにでも着地できると思った。
実は、ここマドリードに来たのは
今回でもう三回目。
この街には、“心の友”と呼べる
スペイン人のドラマー
Juan(ホワン)も居る。
ご家族もみんな
愛情深い方達で、いつも優しい。
姪っこの誕生日パーティーに参加。
その夜は、彼が参加する
ライブを見に行った。
彼の叩くドラム。
叶うならば、日本でも共演して
人々に感じてもらいたい
放たれる、そのグルーブとパッション。
ホワンの他にも、
このWonder storyに
よく登場している
アメリカン人のマイケル。
彼も、ヨーロッパ旅行の日程に
うまく合わせて、スペインに再会に来てくれた。
数年前に開催された
ジャパンフェスで、共にライブをした
“スパイダー(Guitar)”とも、この日、胸熱の再会。
別々の国の縁が交差して楽しい。
ちなみに、マイケルは会う度に、
歌っている動画をいつも撮影してくれる。
前回は、冬の京都。
今回は、突然の彼の提案で、
雨上がりのマドリード。
次のロケ地が、
世界のどこになるかは、お楽しみ。
今回のヨーロッパ滞在
最後の夜は、
ホワン混じるバンドセッションに、
飛び込みで、一曲参加させてもらった。
マイケル、そしてディエゴも、
みんな同じライブバーに集ってくれた。
(Photo by Diego. Gracias:)
日本各地を、
旅の話も交えながら回っていると
時々
人から
『一番よかった国はどこ?』
と聞かれる。
それぞれに好きだから、
迷うのだけれど
敢えて挙げるなら、
“スペイン”と答えるようにしている。
国は違えど、分かり合い、
語り合える友への敬意も込めて。
こうして
一ヵ月半に及んだ
今回のヨーロッパツアー。
途中でも書いたように、
改めて確信したこと。
音楽は、言語を越えた
エネルギーでも伝えられる。
だから世界であっても、
日本であっても、
できることは
ギターを弾いて歌うこと。
自分で自分を抑えない限り、
音楽を伝える上で
国境はないと言い切りたい。
例えば、コミニケーションの場で
人を恐れ、
想像で勝手に引いてしまう
線があるのなら、きっとそれも同じで
越えていくか、いかないか、
最後は自分次第なのかもしれない。
いつも
どこであっても
歌いにいけば
必ず、ドラマが生まれてきた。
プラスのエネルギーを
それでも放ち、
突き進んでいくことで
道に成ってきた。
これからもそう。
恐さで
足がグラつきそうな時も
勇気を味方につけていたい。
音楽を通して
“日本と世界をつなぐ掛け橋”に
まだまだ もっともっと
成っていく為に。
あらためて、
全8話に分けて書き記した
『2019年 ヨーロッパツアー編』
ご愛読
どうもありがとうございました。
そしてまた
未来の wonder story へと。
世界の合言葉は
今日もまた
“Good luck.”
Category: None
オランダ “マーストリヒト”
ここで、再会を果たした二人。
ブルガリア人のエレナと、
イギリス人のドム。
彼らとの縁は、2018年
アメリカ シアトルの旅にさかのぼる。
当時、公園で歌っていたら、
声を掛けてきた。
シアトルを離れる日
オランダでまた会おうと
何気なく交わした会話が
ホントに現実になり、
滞在中は、ずっと泊めてくれた。
エレナからの紹介もあり、
この街では、嬉しいことに
ライブが二本決まっていた。
その内のひとつは
学生主催ということで、
ライブに合わせて出演するラジオの
打ち合わせに、足も運んだ。
アメリカ人、ブラジル人、
イギリス人、、、他にもいた。
そこに混ざる日本人の自分。
ここ“マーストリヒト”という街は、
世界中から若者達が集まる
大学があるとのこと。
この翌日、エレナとドムの友人で、
ウルグアイ出身のパオラさんとも、対面。
日本に一年くらい住んでいたそう。
話している内に
彼女の記憶の断片がよみがえり、
驚くべきことに
昔、ロンドンのマーケットで
路上ライブしていた僕を
見かけたことがあったそう。
縁のチカラって凄い。
時間と、世界は、
こうしてつながっている。
そして翌日
ライブ一か所目へ。
彼が、イベント主催の男性。
何カ月か前に、日本から
ライブをやりたいとメッセージを入れたら、
こころよく受けてくれて
お会いする前から、
感謝を伝えたかった人でもある。
ここの建物“マントリルハウス”は、
若者の住居にもなっている。
しかしながら、諸事情により、
もうすぐ取り壊されてしまうんだそう。
この夜は思った以上に、
多くの人でガヤガヤ賑わっていた。
ちゃんと聴いてくれるか、
試されるタイプの現場。
と思っていたら、
本番は、皆、こちらにちゃんと敬意を
払ってくれているのがわかった。
(2019.10.8 at Mandril Cultural and Political Centre in Maastricht)
素晴らしいお客さん達に恵まれ
最後は、例によって、タップダンスの歌。
一斉にみんな立ちあがり、
タップしてくれて嬉しかった。
翌日もライブ。
最初は、事前打ち合わせのあった
ラジオ収録へ。
彼、ルビーは
この夜のイベントの主催者で
パーソナリティーでもある。
生放送ならではの緊張感。
次につながる、学びの現場にもなった。
夜はライブ。
(2019.10.9 at Haunted House in Maastricht)
この日も、人との交流も含め、
想い出深いよき夜になった。
みんなオープンでフレンドリー。
音楽はやっぱり
僕と世界をつないでくれる
大きなパワー。
セッションする人達もいた。
この夜、お客さんとして
見に来てくれていて、
翌日ミュージックビデオを
撮影をしてくれた二人を、
ここでご紹介。
男性の方
チャールズは、
“Eternal Sessions” という
動画チャンネルを立ち上げ、
色んなミュージシャンの
撮影を敢行している。
今回、繋がれてよかった。
彼らに関わらず
この街マーストリヒト自体、
国籍もさまざま
ステキな人が多くて、
例えば、カフェの店員さんや、駅員さんも、
愛を持って接してくれる人ばかりだった。
世界中の町々を、全部回れるほど、
僕らに時間は託されていない。
そういう中で、
元を辿れば
アメリカの路上ライブをキッカケに
この町に行きつけて、幸運に思う。
好きな場所がまたひとつ増えた。
この章の締めくくりは、
チャールズが撮ってくれた動画を。
ほぼ打ち合わせなしで
ぶっつけ本番で臨んだら、
ラストで、バク転を決める人が現れた。
各所でのライブでも感じたけれど、
伝える気持ち
放つ気持ちを持つ限り、
音楽のエネルギーは
間違いなく国境を越える。
VIDEO タップダンスで歩いてゆこう
なんだか世界が
弾んでくるから
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97ヵ国目
“スロベニア”
じつは、ここへきて、
また一ヵ国、静かに更新。
ここスロベニアは
治安はとてもイイとのこと。
大きすぎず小さすぎずの
中心街は散策しやすく、
街の印象も早く掴みやすい。
川も流れていて
そこまで似てるわけではないけれど、
なぜか、イタリアのベニスを少し思い出した。
個人的には、好きな雰囲気。
日本が世界に誇るラーメン
VS
ハンバーガーの文字。
ファンキーロックな野外ライブ。
たまたま目にした
JAZZライブ情報もあった。
真夜中の道を、警戒しながら突き進むと
住宅街にまぎれた隠れ家的なお店で
ホントにジャズしてた。
勢いと直感を大事に来ると、
面白いセカイに辿り着くケース。
ただじつは
この時、少し熱が出始めていた。
滞在最後の日
体調が落ち着いたころあいを見て
トライした路上ライブ。
ラスト一時間でミラクルが起こった。
(2019.10.3 in Slovenia)
『よかったら、一緒にセッションしよう』
そう言ってきた
バイオリニストはブルガリア人。
そんな彼と、日本人の自分が
“アイルランド” をテーマにした楽曲を
ここスロベニアで奏でるという
不思議な巡り合わせ。
イメージしていた曲想に
ピタリとハマる、彼の絶妙なバイオリン。
オーケストラ経験もあり、
もう20年近く
弾きながら旅しているそう。
誰かと合わせる音楽が
こんなにも自分の体力と
気力を呼びもどす特効薬になるのか。。
一気に元気になり、その効力を思い知った。
ここから
次のライブの地 “オランダ”へ向かう途中
急遽、立ち寄ろうと決めた
ドイツの“ザルツブルグ”という街。
昔ココも一度、来たことがある。
バスの大幅な遅延もあり
着いた時は、真夜中。。
待ち合わせを予定していた男性に、
着いたことを
すぐに連絡したくても、
別のバスが来ないかぎりは、
インターネット環境がなかったので、
とりあえず、寒空の下、待つしかなかった。
治安的に、大丈夫かな。。
タクシーも走っていないし、
もしもこのまま来なかったら、
朝までになる可能性もあるのかな。。
ギターを取り出し、弾いていると
心なしか、身体もあたたまってきた気がした。
ありがとう、ギター。
こういう時に、その存在を
改めてかみしめられる。
別のバスが
立ち寄るのは見届け、
携帯メッセージも見ながら
しばらく待っていると、、
やっと待ち合わせ予定だった彼が到着。
ホッと一安心。
家に迎え入れてくれた。
彼は、僕が鳥取でいつもライブをしている
ギターリスト UNAさんからのご紹介。
オペラ歌手として、もう何年も、
ここザルツブルグに在住している。
女性のかたも、歌手として
ここで勉強中なんだそう。
数日前、スロベニアにいる時に
ふと彼のコトを思い出し、
お互い認知しつつも
直接の面識はなかったので、
UNAさん経由で、連絡を入れたら
ヨーロッパで対面を果たすことができた。
夏は毎年、日本に戻って来るそうなので、
また再会できるかもしれない。
............................................................
2日だけ滞在し
次の目的地へ向かう為のバス。
途中、ドイツの“ミュンヘン”と
“ニューベルバーグ”という街で
乗換えが必要な
時間がかかるルートだった。
夜
発着所で最後のバスを待っていると
隣に座っていた
アメリカ人の男の子と
なんとなく話が始まった。
聞くと、最終目的地は違えど、
彼も同じバスに乗るらしい。
会話中、時々席をはずし
バスが来たかどうか
確認しにいっていたので、
そのあたりは、
彼に完全に委ねることにしていた。
何台ものバスが出入りしていて、
遅延も時々起こりうることから、
緊張感を欠いていた自分。
あまりに来ない。。
と、二人異変に気付いた時は、すでに遅し。
乗るべきバスは、
いつの間にか行ってしまっていた。
この時まで、彼は何度も確認しに、
席を立っていたけれど、
どこかのタイミングで、勘違いし
見逃してしまったのかもしれない。。
謝罪を受け
彼が別のバスで先に旅立った後
夜風をしのぐために、
最寄り駅の校舎内へといったん移動。
WIFIが飛んでいた為、ネットを通じて、
新たな長距離バスチケットを
買い直すことにした。
なんともいえない
キモチを抑えながら
“これも経験”と
自分に言い聞かせ、
にぎわう駅の端っこで
本とギターと待つこと6時間以上。。
発着所に戻り
ようやくやってきた
バスに乗り込んだ時は、
もう深夜3時半過ぎだった。
旅は、自己責任。
人にすべてを頼りすぎず
委ねすぎず
自分の目で
しっかりと確認すべき時は、すること。
新たに、気を引き締めていこうと
思える出来事だった。
そうしてバスは国境を無事に越え
次のストーリーが待つ
オランダのとある町へと。
今回のおまけとして
リトアニア路上ライブの模様を
載せておきます。
何があっても
忘れないように
“エンタ―テインメント”
VIDEO
Category: None
“ワルシャワ(ポーランド)”
ここは、2013年の世界一周当時も、
一度訪れた街。
写真に映る男の子“ドミニク”と、
リトアニアのフェスティバルで知り合い、
そのご縁から、今回彼が街を案内してくれた。
この“無名兵士の墓”と呼ばれる場所には、
常に兵士が立っているそう。
何時間置きかは知らないけれど、
兵士の交代の瞬間にちょうど居合わせた。
彼らの通る道だけが、
まっすぐ茶色がかっていることに気が付き、
歴史を感じた。
そのまま旧市街へ。
夜は、ドミニクおすすめの
ポーランドメニューを。
“ジェ”という、イースターの時にいただく
スープ&ピエロギなど。
彼は、日本での滞在経験を持ち、
とにかく日本語が堪能。
もともとは、漫画をキッカケに興味を持ち、
そのあと、日本神話にも、
凄く惹かれていったそう。
次のライブもあるので、
今回、ポーランドは一日だけに留め
そのまま夜行バスに乗り込み、次の国へ。
ドミニク、案内どうもありがとう。
“ブダペスト(ハンガリー)”
この街 ブダペストも、
ワルシャワ同様、今回で二回目の訪問。
写真の二人 アレックス&サイモンと、
数年前の日本以来の再会。
(滞在時、American Short Hair のライブにも来ていた)
彼らとは、さかのぼること、
ロンドン時代の縁から続いている。
女性のアレックスは、
当時、自分が通っていた語学学校の受付を担当していた。
サイモンは彼女の旦那さん。
テレビ関係の仕事の傍ら、
自身も音楽をやっている。
今回のハンガリーは、彼のサポートも得て、
地元のミュージシャンとの2マンで、初ライブもさせてもらった。
彼とつながっているカメラマンが、
素晴らしい写真を撮って、後にサイトに載せてくれていた。
良き出逢いが咲いた、楽しいライブだった。
(2019.9.28 at BÉLA in Budapest, Hungary)
“他の写真へのリンク” ちなみに、ここハンガリーは、
日本と同じく、温泉施設がある。
内装は、ヨーロッパならではで、
なんとなく荘厳な雰囲気。
そして、みんな水着で入浴する。
彼らと訪ねた“Szentendre”という小さな町。
スパイシー珈琲を人生初体験。
たぶん、“苦辛い”は初めての体験。
ハンガリー滞在期間中
ずっと共に過ごしてくれた、
アレックスとサイモンに、
改めて、感謝を記そうと思う。
彼らのおかげで、
だいぶ昔に、一人で訪ねた時とは、
また違う貴重な時間を、過すことができた。
受け取ったモノタチを考えると、
また別のカタチで、
こちらも何かを贈らなきゃと思ってる。
一緒に巡った場所もそうだけれど、
会話のじかんが
特に印象的で、
真面目な話~面白い話まで、
どんなジャンルでも
シェアできる、波長の良さがあった。
ハンガリーは、
自然災害が少ないこと。
海に面していないことから、
マーケットに出回っている海鮮類はそう多くないこと。
その代わり、イイ土に、イイ作物が獲れること。
日本人と似ていて、
人によっては謝りやすいこと。
礼儀正しい人が多いこと。
などなど、、
彼らの視点から、色々国のことも教えてもらった。
また折をみて、訪ねにきたい。
再会もそう。
一回目で終わらずに、二回目があると、
次は三回目へと。
縁をつなげてゆくことで、
また互いの関係性も太くなっていく。
最後に
路上ライブを
トライしてみた日の一枚を。
思いがけず、ハンガリーの人々の愛情に触れた。
(Photo by Simon)
☆おまけ
【ラトビア~人から聞いたメモ~】
・自然がとても豊か。
・過去の歴史を考えると、今はとても平和。
・震災後、ラトビアから神戸動物園へ、ぞうが寄贈された。
【リトアニア~人から聞いたメモ~】
・ビールが美味しい。
・人々のアルコール消費量が多い為、
店頭でのお酒の販売時間が決まってる。
・冬はマイナス30度になることもある。
・読書家が多く、
自由に本を持ち帰っていい、図書館がある。
Category: None
お話の続き。
大事なバックが手元にない。
どうしよう。
キャスパーが動揺しながらも、
乗ってきたタクシー会社の
ドライバーにすぐ連絡をとってくれた。
確認してもらったところ、
トランクにも、座席にも見当たらないそう。
ホントに、一体どこのタイミングで
失くしたんだろう。。
考えられる可能性としては、
タクシーを待っていた時に置き忘れたか、、
トランクに色々荷物を入れていた時か、、
申し訳なかったけれど、彼らにお願いし、
いったんタクシーに乗った地点まで
皆で戻ってみることにした。
現地に到着した時は、
バッグを失くしてから
もうだいぶ時間が経った後だった。
見渡す限り、それらしきものはない。
それでも、僅かな希望を持ちながら、
バスターミナルの方まで探し歩いてみたが
見当たらなかった。
最寄りの警察署にも足を運んだ。
日本は、世界的に、
落としものが戻って来ることで有名な国。
しかしキャスパーいわく、
ラトビアで物を拾った人が
警察署に届けることは、ごく稀だそうだ。
担当した警官から、
落としものを取り扱っている
別の場所に行くことを薦められた時は、
もう夕方だった。
状況的に見て
これ以上、当てもなく探し回るよりも
明日、教えてもらった所に、
聞きに行く方が賢明だと判断し、
その夜は、散策を我慢することにした。
結局、手がかりを
何も掴めないまま、終わろうとしている一日。。
道端でモノを拾った人が、
写真を投稿するサイトがあると言い、
キャスパーがそこにも
アクセスしてくれたが、見当たらなかった。
ここまで親身になってくれる彼は、
当時と変わらず、本当に優しい人だ。
そのまま彼の家で、迎えた翌朝。
昨夜から降り続いていた雨は去り
窓から閃光が射していた。
出会くんがそれを見て、
『今日はイイことが起こる気がする。』
と言ったその直後、
SNSに一通のメッセージが
届いていることに気付いた。
目を通した瞬間、思わず声を上げた。
とあるお店の店員さんからで、
自分のパソコンを
今、預かっているという。
そこは、まさにタクシーを待っていた地点。
キャスパー、出会君と共に喜びに湧き、
『お店に取りに行きます!!』
とメッセージを返し
お礼として、CDを渡すことにした。
前の日、お店の外に、
無造作に置き去りにされていたバックに
気が付いた他の店員さんが、
念のため、お店に保管してくれていたそう。
彼女から
アナタも誰かの物を拾ったら、
同じことをしてほしいとの願いを託された。
もちろん。
今までも、これからも。
こうして外国で落したものが
すぐに見つかったストーリー。
相当、幸運に思う。
そのまま、僕らは街へと出た。
キャスパーお薦めのお店へ。
彼のキャラクタ―は唯一無二。
表情には出さないけれど、
内に秘めた人への愛情は、尊敬に値する。
その日の夕方
ラトビアにいたアメリカの友人に会いに行き、
翌日、彼のオープニングアクトとして
僕らはライブをさせてもらった。
人同士のつながるチカラは、
やはり無限大で、海をも簡単に越えてゆく。
歌える機会をくれたことに感謝。
そしてキャスパー。
最大限のサポートを、どうもありがとう。
また会えるその日まで。
リトアニアに戻る。
最後の思い出も兼ね、
出会い君と路上ライブに出てみたら、
声を掛けてきた男性。
『人は自分が集めるから、是非、家に歌いに来てほしい』と言われ、
急遽
バスチケットの日程を変更してもらい、
その翌日、イベントを開催してもらうことになった。
突然の彼のアイデアにも関わらず、
色んな人達が観に来てくれた。
いつも、ミラクルは予断を許さない。
リトアニアの伝統民謡を歌ってくれた場面。
そのあと、音に合わせて、集まった人々と、
リトアニアのフォークダンスを楽しんだ。
土地に根付く伝統的な音楽に、
触れる機会をどこかで望んでいたので、
まさに願ったり叶ったりの瞬間だった。
リトアニア、ラトビア編の
フィナーレとして
先日、出会くんがアップしてくれた
Now Japan Festival の
コンサート映像を載せておきます。
当日の会場の空気感を、
うまく捕えられてる気がします。
きみへのミュージカル。
届きますように。
VIDEO
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