My wonder story

僕と音の旅物語 90ヵ国以上の記録(2012/4~2015/8月を参照)               未来はいつも変えてゆける。




リトアニア~2019年 ヨーロッパツアー ③(全8話)~ :: 2020/02/21(Fri)











じつに、6年ぶりに再来した国 



“リトアニア”



2013年にも出演した日本フェス

“nowJapan festival” に

再び出演できる運びとなり、

今回は他の街にも、
2つのコンサートを組んでもらっていた。


現地で、日本から来たピアニスト
出会ユキと合流し

1つ目のライブ会場へ向かう朝。


サプライズで、再会を果たしたのは、

友人ローマンだった。

IMG_20190912_140710.jpg


2013年にリトアニアで出会い
数年後、彼が日本に初めて来た際は、
ライブにゲスト出演してもらった。


素晴らしいミュージシャンであり、

日本のサブカルチャーに対しては、
オタク的な一面を持つ友人。

15749056_10211301252397403_347331758_o.jpg
(2016年 / photo by Ichiro~音を愛し、音と生きる写真家~)


とても嬉しい再会。


当日まで知らされていなかったけれど、

彼は今回、ボランティアとして、
初日の会場までのドライバーをかって出てくれた。

IMG_20190912_144856.jpg


カ―ナビが、行く手を阻むかの如く

舗装されていないルートを選び、
異常に揺らされる車。

IMG_20190912_155218.jpg


気付けば数時間。

都市部からだいぶ離れたこの場所で
本当にライブ自体開催されるのか、、

ちょっと不思議になりながら、

やっと到着。

IMG_20190912_180957.jpg

敷地内にそびえたつ教会と、

素敵な笑顔の男性サウラスさんが、
出迎えてくれた。

IMG_20190912_183057.jpg

IMG_20190912_183043.jpg


彼がすぐに案内してくれた
地下のライブ会場では、

照明、P.Aなど、着々と準備が進んでいた。

リハーサルでは、
付き添いで来ていたローマンも、
よりよい音響にする為に、沢山アドバイスをくれた。


改めて

これまで出逢いつながってきた人達は、

自分にとって、かけがえのない存在、
タカラモノだと思う瞬間だった。

IMG_20190912_181249.jpg


企画者のサウルスさんは、

本番前(終演後も)
色とりどりの料理と共に、
最大限の愛情で、もてなしてくれた。

IMG_20190912_171910.jpg


ライブ本番。

201909122.jpg
(2019.9.12 in Anykščiai,Troškūnų,Švč, Lithuania)


見ず知らずの僕らに対して、
あたたかい拍手で迎えてくれた
会場いっぱいのお客さん。


友人のご両親が、
奇遇にも近隣に住んでいて、

彼らも、ちょっとしたサプライズで見に来てくれていた。


終演後は、この国の強いお酒で歓迎され、

短い滞在が惜しく、愛おしくなる程の時間だった。


到着までの心配はなんだったのか、、

リトアニアの新たな土地で生まれた、ミラクルなご縁。


サウラスさんが、
またぜひ歌いに来てほしいと言ってくれたので、
応える為にも、帰って来たいと思った。




そして翌日は、2つ目

Nowjapan festival のステージ。

IMG_20190914_133920.jpg



6年ぶりの日本フェスの大舞台。


会場の大聖堂は、色あせることなく美しい。

thumbnail_FB_IMG_1568805333653.jpg

thumbnail_FB_IMG_1568805324267.jpg

70207498_1626169257518674_4182674706031181824_n.jpg

70663675_1626169220852011_2579604254725505024_n.jpg

70579655_1626033767532223_4528427347249987584_n.jpg
(2019.9.13 at nowJapan festival in Lithuania)


実をいうと、

意図せず終盤で、
声がかすれ、ほとんど出なくなる場面があった。


それでも、最後の曲(グッドラック)で、

なんとかまた持ち直し、その日のステージの幕は下りた。


精進しよう。


機会が巡ってきたら、このステージにも、
また帰ってこれたら嬉しい。


週末は、各展示を眺めて回った。

IMG_20190914_124223.jpg


フェスティバル期間中は、
様々な日本人アーティストが出演していて、

中でも、同じホテルで知り合った小塩さんは、
書道パフォーマンスに挑んでいた。

IMG_20190914_140919.jpg

IMG_20190914_153223.jpg

神主さんによる儀式のあと


日本のお祭りを象徴する

“お神輿”を担ぎながら
街を練り歩くという、粋なイベントもあった。

IMG_20190914_155510.jpg

IMG_20190914_160509.jpg


それからの空き日は

ローマンが観光名所のお城や、

行きつけのバーに連れていってくれたりした。

IMG_20190916_153931.jpg

IMG_20190916_152336.jpg

IMG_20190916_222752.jpg

IMG_20190917_164200.jpg


そして、3つ目のライブ。

写真の二人が、ボランティアとしてサポートしてくれた。

IMG_20190918_153124.jpg

赤いジャンパーを来てる女の子サーシャは、
日本語も知っていて、いつか旅行に来てみたいそう。

彼女の願いが叶いますように。

IMG_20190918_154249.jpg

IMG_20190918_182344.jpg
(2019.9.18 in Troskunai, Lithuania)


翌日早々、別の国のライブの為に、

いったんリトアニアを離れ
バスでお隣の国“ラトビア”へと向かった。

IMG_20190919_182714.jpg

IMG_20190919_190200.jpg

2013年にラトビアに初めて来た時に、
仲良くなった友達 キャスパー。


当時、バスターミナルまで見送りに来てくれた
彼の優しさは今でも鮮明に憶えている。


あれから、6年の歳月を越え、


同じバスターミナルで

再び会えた瞬間は、ドラマチックだった。


自分も出会ユキも、荷物があったので、
宿泊先の彼のマンションに行くことになり、

繁華街まで出たところで、
タクシーに電話するキャスパー。


待っていると
数分後、すぐにやってきた。



駆け寄り

荷物をトランクに入れ、

乗り込む僕ら。


およそ15分。


彼のマンションに到着。


階段をあがり


部屋に入り


ハッ!!と

違和感に気が付いた。


パソコンが入ってる
大事なハンドバックが手元にない!!!!!!



焦る自分。



冷静さを久々に欠く自分。



そもそも一体、
いつのタイミングで失くしたんだろう。。




長くなりそうなので、


次回へ、続きます。




























バナー2
  • Category: None

  • フランス結婚式~2019年 ヨーロッパツアー②(全8話)~ :: 2020/02/14(Fri)













    “トゥール”を離れ、
    久しぶりの外国での電車移動。


    いまだに慣れず、気を張る自分がいた。


    数時間後、無事に到着した街


    “エクサンプロバンス”

    IMG_20190906_183713.jpg

    結婚式は、明日。


    新郎新婦はきっと忙しいだろう。


    彼らが、『泊まる環境は準備してある』と、
    メールで言っていたので、宿は特には決めていなかった。


    Wifi環境も限られてる中、

    自分の他にも、前日入りしてる
    イギリスの友人ベンに、とりあえず街に着いたことを連絡。


    彼は彼で、明日のケーキの準備で、
    手が離せない状況らしい。


    携帯バッテリーもギリギリになってきている。


    暗くなる前までに、
    無事に合流できるだろうか、、

    と少し不安になる。


    思えば、ここまでの数日間は、
    ずっとジョアンが傍にいて、向かうべき道を先導してくれていた。


    この、一寸先が少しぼやけている

    一人外国に解き放たれてる感覚は、久しぶり。


    このドキドキ感さえも、楽しまないとと、思いながら

    連絡を取り合っていく内、
    ようやくプランが明確になる。


    “18時頃”

    街の広場で、
    新郎新婦含め、集まりがあるから、
    そこで合流しようという流れだった。


    これで一安心。


    かと思いきや、


    言われた時刻になっても、
    彼らは一向に現れない。


    外国の時間感覚ということもあり、
    気長にゆっくりと待っていたけれど、


    待つこと一時間。。

    あたりが暗くなってきた。


    大丈夫かな。  きっと大丈夫だ。


    そう言い聞かせ、
    辛抱強く待っていると、

    目の前に止まったタクシーから、
    見覚えのある女性が出てきて、

    “ヒデキ--------!!!”と

    勢いよく話しかけてくれた。


    メキシコ人のピアだった。


    彼女は、イギリスに居た頃、
    今回の新郎にあたる友人が監督を務めた
    劇に参加した同志だった。

    (2)England2( in London)
    (2012年 / 真ん中にいる女性)


    じつに6年半ぶり。

    再会の嬉しさを互いに分かち合った。


    彼女につれられていくと
    広場のバーの一角で、

    すでに人々が集まって乾杯をしていた。

    ただ、まだ見慣れない方々ばかり。


    しばらく話している内に、

    ぞくぞくと

    新郎、新婦(ベート&ジョアンナ)や、

    イギリスの友人ベン達

    みんな、広場のバーに合流してきた。


    久しぶりに再会を果たす人達が多く、
    心から感慨深くなった。


    その夜は、新郎ベートの自宅に、友人達と宿泊させてもらい

    そうして、いよいよ迎えた


    結婚式当日。

    IMG_20190907_123703.jpg

    IMG_20190907_142047.jpg

    広大な敷地面積を誇る彼の実家は、

    二次会の会場にもあたるので、
    ご家族や、幾人かの人々の手により、準備が着々と進んでいた。

    200人は集まるそう。


    セレモニーが迫る、およそ一時間前、

    タキシードに身を包んだ彼の車に
    自分も同乗させてもらい、

    街の中心に急いで向かった。


    一番緊張しているのは、彼のはずなのに、
    じつは、自分も稀に見るほど鼓動が高鳴っていた。


    段取りとして、
    わかっている範囲だと、

    セレモニーのあと、
    建物の前の広場にスタンバイして

    空気を見ながら、歌い出す流れを聞かされていた。


    ほぼ初対面の200人を前に、日本人の自分が、
    歌を届けて、大丈夫だろうか。。


    車のラジオから、弾けた洋楽ポップ

    『 ♪ I love you baby ~』 が流れ出し、
    僕らのテンションは、互いに一層ハイになった。



    IMG_20190911_102844.jpg

    IMG_20190911_102128.jpg

    セレモニーの会場となる
    タウンホールに着くと、

    人々が今か今かと、開場の時間を待っていた。


    その中で、見覚えのあるフランス人の友達リーズを発見。

    彼女のことは、後にお伝えするとして、


    とにもかくにも、自分のやるべきことは、
    広場で急いで機材セッティングにとりかかることだった。


    すると、参列者の一人の男性が声を掛けて来た。


    歌を届ける段取りを説明すると、

    ココよりも、いっそ建物の敷地内にある
    “中庭”の方が、よいのではないかと助言をくれた。


    彼がすぐ様、警備員に確認をとり、
    オッケーが出たので、そのアイデアで急遽、いくことになった。


    Let it be.

    ストーリーの流れに身を任そう。


    もともと広場で歌うと、

    通行人の方々にも、目立ってしまうことを
    少し懸念していたので、

    このアイデアが出てきて、よかった。


    そうして、ようやくセレモニーが始まった。

    IMG_20190911_102435.jpg

    IMG_20190911_102212.jpg


    フランスでは、誓いの儀式は、
    タウンホールで行われるんだと、後に友人が教えてくれた。


    経過を見守りながら、いまだ高鳴る鼓動。

    なんで、参列者の自分がこんなに緊張しているんだと、
    もはや笑えて来る状況。


    式が落ち着いたタイミングを見て、
    急いで中庭にスタンバイ。

    このアイデアをくれた男性、

    そして、イギリスの友人ベン達も協力してくれた。

    二曲目は、彼らも一緒に
    コーラスを歌ってくれるという、
    打ち合わせもあった。


    心強い。


    大勢の参列者に見守られる中、
    いよいよ主役の二人が式場から出て来た。

    IMG_20190907_163025.jpg


    いまだ声が鳴りやまぬ中、

    歌い出す自分。


    新郎ベートから、
    リクエストのあった想い出の二曲。


    “メルシーパリ” 

    (実は彼らは、この曲が生まれた瞬間に共に居た。
    2012年 12月 Wonder Story パリ編 参照)。


    そして、演劇の時に、みんなで歌ったカバー曲

    “Be My Baby”


    もの凄い緊張感と、
    声を空高く上げる、解放感。


    最後は、その場に居たみんな、
    大きな拍手と声援をくれた。

    IMG_20190911_103204.jpg
    (2019.9.7 at Bert's wedding in Aix-en-Provence,France )


    形容詞しがたい感情がこみあげてきて、

    自分にとっても、本当に感動的なひとときだった。


    急遽、中庭で歌うアイデアと、
    その勇気をくれた男性と、記念写真。

    IMG_20190911_102739.jpg

    きっと彼も、あの場を、
    より素敵なモノにするために、
    出逢うべくして、出逢った人なんだと思ってる。


    自分の役割を終えて、一気に安堵。。


    夕方頃

    街の中心から少し離れた
    ベートの自宅の敷地内で、

    予定通り、二次会が始まった。

    IMG_20190907_184927.jpg

    IMG_20190911_103308.jpg

    主役の二人がサプライズで、馬に乗って登場。

    映画のワンシーンを見ているよう。

    IMG_20190911_103750.jpg

    IMG_20190908_000838.jpg


    初めてだった、
    フランス式の結婚パーティー。

    食事は、前菜 ~ メイン ~ チーズ ~ デザート。

    メインのあとに、チーズが入ってくるところが興味深かった。


    スピーチタイムは、食事中、数回に分けてあり、

    とあるお年を召した方の声に
    魂が宿っているのを感じた時、


    スピーチも、“歌”と同じで、言霊があるんだと思った。

    IMG_20190907_201657.jpg

    昼間の結婚式、協力してくれた友人達も、ライブ。

    IMG_20190908_003523.jpg

    友人いわく、ここまで豪華で盛大な結婚式も、
    当たり前にあるわけではないらしい。


    ダンス、ダンス、ダンス

    朝方まで鳴りやまないミュージック。

    祝杯は続いた。。







    翌日


    ベートの家に、会いに来てくれた
    フランス人の家族がいた。

    彼女の名前は、リーズ。そして、そのご両親。

    IMG_20190911_104156.jpg

    前日のセレモニーで、
    彼女と再会を果たした時は、
    思わず、声をあげて歩み寄った。


    リーズは、ロンドン時代からの仲。

    2013年、フランスに行った際は、
    一緒にステージにもあがった、素晴らしき歌い手でもある。


    ご両親も、当時からのご縁。

    家に招待してくれた。

    IMG_20190909_212054.jpg


    年月、距離を越えて、

    続いてゆく、つながりがあることが、心から嬉しい。


    結婚式に誘ってくれた
    ベート&ジョアンナもそう。

    70253894_1619055634896703_4409484352610631680_n.jpg




    今回、彼らが可能な限りに、
    人々に気を配っている姿を見て

    “愛”を持って、
    人と接することの大切さを、学んだ。



    愛が人を引き寄せる。



    あれだけ大勢の人が、
    彼らを祝いに来ていた理由のひとつに思えた。



    出来る限りに、

    想いを持って人と接っし

    愛ある関係で、
    自分も人とつながっていきたいと思った。


































    バナー2
  • Category: None

  • フランス~2019年 ヨーロッパツアー①(全8話)~ :: 2020/02/07(Fri)








    (2)England2( in London)

    この写真は2012年秋のもの。



    きっかけは、2018年が終わろうとしている頃だった。


    ロンドンで歌っていた当時、道端で出逢い、

    演劇に出演する機会をくれた、フランス人男性 ベート。
    (写真右 / Wonder Story 2012年11月 参照)


    そしてその時、カメラマンとして参加していた
    イギリス人女性 ジョアンナ。


    この二人のカップルから連名で、

    “2019年9月7日” 

    結婚式を挙げるとのメールが届き、

    歌いに来てくれたら嬉しいというメッセージが添えられていた。


    アメリカの時と同様、望んでくれるなら、

    海を越えてでも、歌を届けに行きたいという想いから


    2019年9月1日 

    日本を離れた。


    久しぶりの長距離飛行を経て
    無事にフランスに到着。


    時間は、日本の方が7時間ほど進んでる。


    結婚式までは、あと数日ある。


    時差ボケによる浮遊感に揺れながら、

    最初に再会を果たしたミュージシャンがいた。



    真ん中にいるジョアンがその人。

    IMG_20190902_162556.jpg


    彼との出逢いも、一回さかのぼろうと思う。


    それはフランスへの旅立ちの数ヶ月前、
    香川県にある丸亀マイゴというお店でのことだった。


    打ち上げ中、
    店主の河野さんから、

    『迫水さん、英語でメールが今届いたんですけど、これどう思いますか』と言われ、

    読んでみると、見知らぬフランス人からで、
    マイゴに歌いに来たいというメッセージだった。


    その場にいた皆と、何か運命めいたモノも感じ、
    とりあえず自分が仲介に入り、返事を返すことにした。


    そうして結果として、

    このコトをキッカケに、
    丸亀に限らず、福岡、広島と、自分が掛け橋となり

    彼の初めての“日本ツアー”の計画を、
    少しだけ協力するカタチとなった。


    こうした経緯で知り合った僕らは、

    フランスでまた再会し、
    今度は、彼が、こちらのツアーづくりに協力してくれた。


    本当に、良きタイミングで巡ってきたご縁だと思う。


    その初日は、
    “オーベルビリエ”という街の庭で、

    ガーデンショーを企画してもらった。

    IMG_20190911_092805.jpg


    徐々に集まって来る人々。

    ちゃんと告知が行き届いていることを嬉しく思った。

    IMG_20190911_110323.jpg


    シンプルに、生声、生ギター、
    彼 ジョアンの出番から。

    IMG_20190902_210511.jpg


    そして自分。

    IMG_20190911_092921.jpg
    (2019.9.2 in Auberbillier,France)

    アート関係に携わっている人が多かったとのこと。

    IMG_20190911_120531.jpg


    気持ちのいいスタートを切ることが出来た夜。

    最寄りのバーで乾杯をした後、
    彼が車を走らせ、そこからブビラ(Bouvila)という村へ。

    彼の実家に泊めさせてもらった。


    翌日

    IMG_20190903_114950.jpg

    落ち着いた村を少し散歩。

    そこに住む人にとっては、なんの変哲もない風景も、
    旅行者にとっては新鮮そのもの。

    IMG_20190903_113338.jpg

    IMG_20190903_132658.jpg

    出発間際に、ご両親も交えて記念写真。

    ジョアンも含め、とても優しく接してくれたファミリー。

    “メルシーパリ”という歌を、
    村の名前に置き換えて、

    メルシー“ビブレ”という歌詞で、届けさせてもらった。

    IMG_20190911_094311.jpg


    彼が車を走らせ

    フランスの小さな町々をくぐり抜けていく
    ちょっとしたロードトリップ。 


    2日目は、そのままアンジェ(Angers)という町へ。

    アットホームな雰囲気で、
    彼の友人が、ハウスショーを企画してくれた。

    IMG_20190911_093350.jpg

    IMG_20190911_093432.jpg

    彼はお庭。

    自分は室内にて。

    IMG_20190911_093751.jpg
    (2019.9.3 in Angers, France)

    IMG_20190911_093910.jpg


    最初の緊張を、一気に吹き飛ばすミラクルが起こり、

    最後はみんな、立ちあがって踊り出してくれた。


    終演後の語らいも愉しかった。

    ジョアンいわく、日本を好きなフランス人が多いという事実も、

    このあたたかい体感に
    つながっているのかもしれない。


    3日目は、
    アランソン(Alencon)という町へ。

    “Collectif des Petits Chatelets”という

    アーティスト達も在住してる、建物一帯へ。

    IMG_20190911_094408.jpg

    IMG_20190911_095651.jpg

    IMG_20190904_150108.jpg

    IMG_20190911_094738.jpg

    IMG_20190911_094622.jpg


    ジョアンとも親交がある
    アーティストの彼が、今回イベント開催に向けて動いてくれた。

    IMG_20190911_095806.jpg

    各イベントの成功に向けて、
    確かな熱量を持っていて、

    ポスターを見ると、自分含め、イベント日程がぎっしり。

    告知も、ちゃんとしてくれていて感謝。

    IMG_20190911_095031.jpg

    IMG_20190911_094958.jpg

    その甲斐あってか、イベントが始まる頃には、
    物静かな町の印象とは対照的に、

    どこからともなくお客さんがいっぱい集ってくれた。

    IMG_20190911_094922.jpg

    IMG_20190904_195740.jpg

    IMG_20190911_095452.jpg

    IMG_20190911_095427.jpg

    IMG_20190904_212027.jpg
    (2019.9.4 at Collectif des Petits Chatelets in Alencon, France)


    よくよく考えてみると、
    後にも先にも、この最初の三日間だけ、

    電気を遠さない、完全アンプラグドライブが続いた。

    前日に続き、
    イベント後は、集った人達と語らった。

    どことなく、フランス人は日本人に近いテンションと、
    落ち着きを秘めてるように思う。

    同じ波長を感じる人も多い。


    4日目は、“トゥール(Tours)”へ。

    ジョアンと、その彼女エリザベスが住む町でもある。

    IMG_20190905_133114.jpg

    IMG_20190911_100301.jpg

    ライブまでの空き時間、
    エリザベスが街案内をかって出てくれた。

    ちなみに彼女の本業は、
    素晴らしい写真を撮るフォトグラファー。

    IMG_20190911_100534.jpg

    IMG_20190911_100823.jpg

    IMG_20190911_101212.jpg

    人も多く、中心部もにぎやかな印象の町。


    夜は、パブでライブ。

    IMG_20190911_101330.jpg


    終演後には、ちょっとしたミラクル再会劇も。

    写真の女性 アヤノさん。

    IMG_20190911_101439.jpg

    彼女は、ロンドンに居た頃に、
    友人を通じて出逢った方で、

    現在、トゥールにて、ミュージシャンの旦那さん(写真左)と暮らしている。

    自分が、facebookに、ツアーの詳細を載せた時、
    たまたまタイムラインで見かけ、すぐに連絡をくれた。

    最近、SNS自体、離れ気味だったらしく、
    ホントに偶然だったみたい。


    ロンドン、東京、そして、今回のトゥールでのライブ。

    これもまたきっと何かの縁。


    インターネットを通じて、
    世界全体が、以前よりも、確実に繋がりやすくなっている。


    撮った写真も、贈ってくれた。

    70516119_2328010037463142_7676046146472509440_n.jpg

    70091043_508296813292113_3014359390095409152_n.jpg

    70686897_651578398665824_6016348857766510592_n.jpg
    (2019.10.4 at Jekyll in Tours, France / photo by Ayano Fukuoka Mottron)

    この夜は、ジョアンと自分にとっては、最後の夜。

    集ったみんなと、遅くまで盛り上がった。


    翌朝、早起きして、駅へと

    IMG_20190906_071610.jpg


    ジョアンが送ってくれた。


    今回、彼にはホントにお世話になった。

    おかげで素敵な出逢い達に、いっぱい恵まれて、
    以前よりも一層、この国を好きになった。


    彼、そして各地でサポートしてくれた皆さんに

    今一度、この場を通じて、感謝のメルシーを。



    ちなみに、ジョアンは2020年、

    もうすぐ、二回目の日本ツアーに来ることになっている。




    電車に乗り込み


    いよいよ、結婚式が開催される街へと出発。




















    バナー2
  • Category: None

  • 新年ご挨拶 :: 2020/01/01(Wed)











    80824486_1740364666099132_4010730556533768192_o.jpg




    Happy new year!!!!!!!!!!!!!!!



    音楽を通し、

    世界と日本をつなぐ掛け橋として、

    もっともっと、縁の輪を、広げていきたいと思っています。





    2020年も、何卒どうぞ、よろしくお願いします。







    お互い、エンタ―テインメントな一年を!!!!!!!!!!!



    dRGA2jPh (1)
    (At 京都 猫猫寺)























    バナー2
  • Category: None

  • 2019年 :: 2019/12/31(Tue)















    2019年が終わろうとしている。。


    81271107_1730623703739895_3607834509313048576_o.jpg
    (Photo by Ieva Blaževičiūtė)



    この一カ月


    ロンドン滞在当時に

    つながった友人達が

    それぞれ順に日本にやってきていて、


    再会を果たしている。



    なんとなく、呼ばれているのかな。





    10月にヨーロッパから帰国して以来、

    この年末まで一気に駆け抜けてきました。



    先日、無事に開催できた

    毎年の風物詩

    “うたう年末”


    ご来場 いただいた皆さま

    どこかから想いを馳せてくれた皆さま

    会場、下北沢 Com.Cafe 音倉の関係者の皆さま


    そしてお馴染みの楽団メンバー

    IMG_20191231_113533.jpg
    (2019.12.27 at Otokura in Tokyo, Shimokitazawa)



    出会ユキ(ピアノ)

    βee(ベース)

    堀田壮一郎(ドラム)

    mayuko(トランペット)

    坂萩奈津美(バイオリン)


    どうもありがとうございました。



    牧場のオジサンと、娘と共に、


    音楽を通じて、みんなで世界旅行に出かけた夜でした。



    一緒に笑い合えて、嬉しかった。



    変わることなく、

    新たなワクワクを求めて、


    これからも、集ってくれる皆さんを、エンターテインしていきたい。







    ここで


    今年のコトは


    敢えて振り返らずに


    2020年


    そのまま突入していこうかと思っています。




    皆さま


    よいお年を!!



    そして、合言葉はこれからも


    IMG_20191231_122153.jpg
    (Photo by Ichiro~音を愛し、音と生きる写真家~)








    “GOOD LUCK”



























    バナー2
  • Category: None

  • うたう旅 2019 - 海外編 - :: 2019/09/12(Thu)








    69453677_1612232855578981_4568064380654059520_n.jpg



    予告なく

    突然始まりました。




    この後も少し続く

    ミラクルワンダーストーリー達は、


    また日本に持って帰ります。





    時間も、人も、


    風も、匂いも、


    気候も、味も、


    遠くにいるコノ感覚も、




    またボクを、違う心持ちにさせる。


    懐かしい。






















    バナー2
  • Category: None

  • ジンバブエのミュージシャンとフランスのカメラマンより。 :: 2019/07/05(Fri)















    数日前


    突然連絡があった男性は


    数年前


    ジンバブエの大自然の中で


    “感謝”をテーマに

    英語&日本語で歌った方だった。



    数年越しに

    その時の録音を見つけて贈ってくれました。



    音楽してます。


    https://soundcloud.com/tinofireyi-zhou/arigato-livefreestyle






    あとフランス人の女性カメラマンが、

    先日撮ってくれた写真も載せておきます。


    “撮られている”

    という意識が一瞬抜けた時の一枚。



    かもしれない。


    IMG_8827nb - コピー
    (Photo by Elisabeth Froment)









    彼女のインスタグラムも


    ステキな感じです。


    https://www.instagram.com/elisabeth.froment.photographe/?hl=ja
















    バナー2
  • Category: None

  • 歌と出逢って20周年&バースデームーンを記念した夜 :: 2019/04/25(Thu)











    アノ夜


    space orbit に集ってくれた皆さま


    改めて、どうもありがとうございました。


    20周年を記念することを思うと、

    セットリストはどんな選曲であっても、
    結論を出すのが、正直難しかったです。


    でもよかった。

    最終的に、流れと空気を見ながら、
    新旧合わせ“18曲”お届けしました。

    33759371108_6f8b37e743_z.jpg

    32694258747_846b3a8f92_z.jpg

    40670347543_aff911faa0_z.jpg

    46912967824_c1873160be_z (1)

    46912664694_19686db8b0_z.jpg

    46912759654_b20662fea0_z.jpg

    47636962161_75afa594a0_z.jpg

    46721586285_db5bf6923c_z.jpg

    47584168102_465245d7da_z.jpg
    (2019.4.18 at space orbit in Tokyo,Japan)




    20年経っても、一緒に音楽してくれている 横川翔太。



    バンクーバーの縁をつなぎ来日し、ライブ出演の約束をちゃんと果たしてくれた Andy。



    日本では初。あの歌に、圧巻のタップを踏んでくれたダンサー Miyuさん。



    みんなのチカラも合わさって

    また新しい旋律が生まれた夜でした。



    互いにこれからも

    普通の日常を、ずっとエンターテイメント。。






    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






    2019年4月18日 三軒茶屋 space orbit


    『歌と出逢い20周年&バースデームーン記念

    迫水秀樹 原点 弾き語り ライブ』


    ■特別ゲスト : 横川翔太(American Short Hair)

    ■オープニングアクト : Andy Palaboy(from カナダ)

    ■タップダンサー : Miyu





    ① てっきん奏

    ② 海のネ

    - Mc -

    (世界旅行編)

    ③ フィドルカンガルー

    ④ 牧場のオジサンの娘

    ⑤ 主題歌

    ⑥ メルシーパリ

    ⑦ えびおじさん

    ⑧ グッドラック

    ⑨ きみへのミュージカル

    ⑩ 歌結び

    - Mc -

    (アメショテーマソング)

    ⑪ あいもかわらず

    - Mc -

    (タイムマシーン編)

    ⑫ こころのこり

    ⑬ 赤色102号

    ⑭ 逃走劇

    ⑮ ゆうえんび

    ⑯ タップダンス進行曲

    - Mc -

    ⑰ 世界が拍手



    ~アンコール~ 


    ⑱ずっとエンターテイメント









    Thank you very much for your photos, Ichiro:) who loves music and lives with it.





















    バナー2
  • Category: None

  • メルシーパリ映像(ライブ in アメリカ ポートランド) :: 2019/03/10(Sun)














    2018年夏

    アメリカ西海岸 ポートランド。



    到着した日


    ネットを通じ

    ホームパーティー的なイベントが
    開催されることを偶然知り、

    連絡を入れてみると、歓迎してくれた日の動画です。


    この家の住人でもあり、
    映像を撮ってくれたマイケルとは
    この日をキッカケに仲良くなり、


    先日

    日本でも待ち合わせを果たし

    ライブにも来てくれました。

    50540681_10213984525220336_3771288444769140736_n.jpg



    イベントを主催した ミュージシャン Bohemian Elk、


    友人マイケル Michael Ptak、


    集った人々、



    そして僕らをつないでくれた“音楽”に、


    改めて


    大きな感謝を。















    バナー2
  • Category: None

  • フィジー③ :: 2019/02/25(Mon)














    キモチを

    いま一度落ち着かせる為に、

    部屋で一息。




    夕方過ぎ
    受付に行くと

    オーナーらしき男性が

    ギターを見るなり

    『おぉ ミュージシャンか!なにか歌ってくれ!』

    と、興奮気味に声をかけてきた。


    突然のハイテンションに
    ちょっと面喰いながら、日本語の歌を歌ってみると、

    “カントリーロード”と、“フィジーの歌”も
    弾いて欲しいと頼まれ、

    彼のうたに即興で合わせてみた。


    いつもどおり

    こうしてすぐに、
    人との距離を縮めてくれる音楽に感謝。



    ご飯は、基本的に、野外の食堂で、

    朝、昼、晩

    食べたいものを自由にオーダーできるとのことだった。


    外には出歩けないけれど、
    プールも完備されていて、環境としては過ごしやすい。



    夕食後

    今度は、同時期に滞在していた
    タヒチのサッカーチームの男の子らが声をかけてきた。

    51335012_2028542410586582_3977876882807848960_n.jpg
    (ギターの引き寄せのチカラ 恐るべし。)


    話を聞いてみると、

    出身はチリだそうで、
    数年前に自分も行ったことがあると伝えると、更に打ち解けた。


    世界一周の経験は、

    時を越えて、こういう交流に生きてくるのがいい。



    それから

    音楽をしたり、このブログを書いたり、

    4泊5日、時間は想像以上に、はやく過ぎた。


    完全には、自由とはいえない状況と、
    ニュージーランドにはいけなかったという事実に


    時折、なんともいえないキモチもやってきたが、
    これはこれで貴重な体験記になっていると、捕えることにした。


    僕の世話を担当してくれた
    警備の男性(キティー)はいつも気遣ってくれたし、


    オーナーも顔を合わせる度に、

    ギター弾いてるかい、と笑顔をくれた。


    ある時は、意中の女性らしき人をつれてきて、

    『彼女に、なにかラブソングを歌ってくれ。』

    と頼まれたこともあった。

    (彼の歌う、カントリーロードの伴奏も。 笑)


    有料のwifiは、機械の調子で
    使える時がかなり限られていたが、


    音楽を愛するオーナーに交渉すると、

    “1時間10ドル”という元々の値段を、
    “1時間1ドル”にしてくれた。(10分の1って)


    こういったところでも、ギターの力に助けられてる。



    毎日

    ポロポロ弾いていると、

    タヒチの選手達やスタッフ、
    他の宿泊者達も、あかるく挨拶してくれた。


    そしておかしなことに

    日本語の“ねこ”の意味を説明し、猫の歌をうたった日から

    選手たちの間で、自分のあだ名が

    なぜか “NEKO”になっていた。



    ギターが人を

    歌が人を呼び

    “Stand By Me”の大合唱が起こる一幕があったり、


    最終日前夜は、

    サッカーチームのオーナーが誕生日とのことで、

    サプライズで贈る
    バースデ―ソングに協力する場面もあった。

    51636379_372728703282769_8086906613543206912_n.jpg


    思えば

    外国は、どこか“人懐っこい人”が多いと思う。


    みんな人間味、温もりがあり、
    最初から、ほとんど壁が見えない人も多い。


    気さくな彼らのくれた愛情のおかげで

    滞在した数日間

    比較的、ココロ穏やかに
    過ごせた部分も大いにあると思う。

    51535803_329723647666890_3773541193770598400_n.jpg




    出発の日。


    送迎の車が空港へと発とうとする直前

    外出中かと思っていたオーナーが

    部屋から飛び出してきた。


    そして、別れの先にある

    いつかの再会を望むキモチを
    素直に伝えてくれた。


    次回は、普通の旅行者として、

    ココに来れたらステキだ。



    “Grand Melanecian Hotel ”


    忘れないように、記しておこうと思う。







    あらためて

    今回ニュージーランドに入国できなかったことは

    新たなひとつの経験として



    また

    初日のアノ緊張感を携えて


    空を越える

    未来へと

    飛んでいきたい。






















    バナー2
  • Category: None
  • Previous page Next page