My wonder story

僕と音の旅物語 90ヵ国以上の記録(2012/4~2015/8月を参照)               未来はいつも変えてゆける。




アメリカ② / America ② :: 2014/07/29(Tue)









一ヶ月ぶりに

カナダ編から 3つのストーリー更新!








再び 帰還







“ニューヨーク”



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友人の紹介で

ミュージシャンの彼 トラビス のお宅に少しの間
居させてもらう





実は、6年前の初めての海外旅行の
第一訪問地は、

彼の生まれ故郷 アメリカ西海岸 “サンディエゴ” 



自分も出たシークレットなライブイベントの
トップバッターを務めたのが彼だったらしく


互いに一度面識はあり

ひさしぶりの再会を二人で喜んだ









トラビスは

歩く速度も会話のペースも
自分よりも早いスピード感を持つ人





“自分”って

話し相手によって
その人のキャラクターに合わせた “別の自分”になるのがわかる時がある


偽者とか表面的とか、そういう話ではなくて
出てくるすべてが “自分” であることに変わりはないという意味で、、ね














オープンマイクイベント


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(2014.7,15 at Goodbye Blue Monday in NY)


ここのライブハウス “Goodbye Blue Monday”  は


六年前にライブをさせてもらった 
想い出眠る場所


当時は当時で、戦いが色々あった。。













ニューヨークに
戻ってきた理由は いくつかある



その内のひとつが

パリを拠点に今活動している


日本人アーティストのこの方 けみ芥見氏と再会する為

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約一年半前、
ロンドンで路上ライブしてる時に見掛けてくれて

偶然か必然か、

帰りのバスでばったり遭遇して、連絡先を交換





先日の日本一時帰国の時に、

久しぶりに 渋谷 で再会





そして今回
ニューヨークに同時期に来ていたので、
再び 待ち合わせ





毎度のごとく
人生の糧になる話を、沢山聞かせてくれた









理由のもうひとつ




カナダのモントリオールで見て
好きになったバンド

“Lake street dive” が出る、ブルースフェスティバルに足を運ぶ



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やっぱり刺激をくれる いいバンドだ





ライブをロマンチックに彩るように

客席の右手でたそがれる ニューヨークの夕暮れ

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ボーカルの女の子に
自分のCDも渡して記念撮影成功

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ちなみにこの日のイベントの最後を務めた

“Sharon Jones and the Dap-Kings”が

予測を一瞬で越えて、圧巻中の圧巻のパフォーマンスを披露

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Sharon Jones (“ファンクの女王”らしい) 


とにかく物凄いパワーで
客席を瞬時に巻き込み、

終わりまで、その張り詰めたパワーの線は緩むことがなかった



バンドも彼女の表現を全力で受け止めるがごとく
息を完璧に合わせ、スタイリッシュに決める


プロ魂を見た







鳥肌がライブ中に何度も立つ経験は、本当に稀だ








あの場に居合わすことができて幸運だった











前回の滞在時

あまり納得できぬまま終わった
ニューヨークでの路上ライブ


今回、最後の最後 
地下鉄のいいスポットを発見

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(2014.7.19 in New York)


また未来必ず帰ってくるよ
ニューヨーク





















“シカゴ”





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(2014.7.23 at Lincoln Square in Chicago )





シカゴ滞在は下の写真

一番右にいる女性 メリッサの大きな手助けにとても支えられた。。


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ニューヨークの友人 トラビスが
シカゴに行く僕を気遣って、彼女を紹介してくれたのがきっかけ



福祉事業を職とする 面倒見のいい優しい女性




仕事の合間を縫って
車を走らせてくれたり、、
路上ライブに合いそうな場所を親身になって一緒に考えてくれた







この街は

シカゴブルースと呼ばれる音楽ジャンル発祥の地で有名

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メリッサに、どこかいいライブハウスを知らないかと尋ねたら

彼女の友人太鼓判の
ブルース専門のお店に連れて行ってくれた


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やはり、さすが本場
アメリカのミュージシャンの生み出す すばらしいグルーブ感に
自然と身体が揺らされる




彼らの演奏のあと
自由参加型のジャムセッションが始まったので、

挑戦状を受け取るが如く 自分も名乗り出てみた

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(2014.7.23 at B.L.U.E.S. in Chicago)








この街に来た最大の理由

 “ブルース音楽”が

僕にくれた贈り物のような夜だった






















シカゴ滞在も終盤に差し掛かって来たある日



路上ライブ場所探しに行き詰まり

立ち尽くした時があった





街の中心は
人も車の量も多すぎるため
明らかに向いていないと判断



前日にいい反応をもらえた公園は、
本当は許可証が必要だったとわかり
引き返す気分にもなれなかった




以前にも書いたけど

大都市はその大きさや騒音から
路上ライブの場所探しに、時間を要する


トロントもニューヨークもそうだった




その流れが続き

精神的に疲れてきている自分がいた






『場所探しにいっぱいいっぱいになって

自分は何の為に旅をしてるのか。。』




迷いの声が聞こえる







メリッサから連絡が入り、

「チャイナタウンで、いちお試してみたらどう?」とアドバイスをもらう





初日にシカゴに降り立ち
彼女と初めて待ち合わせした時

偶然僕らは、そこで路上パフォーマンスをする人達を見掛けていた










彼女の予感は見事大的中






試してみたら
反応をしっかりと感じられるベストなスポットだった







路上ライブ中

来年歌いながら世界一周を考えてるという
女の子 アンジェ に声を掛けてもらう

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『すぐそこの、ラーメン屋さんで働いてるから ぜひ食べにきてよ。

ミュージシャンをサポートするのは私の本望なの』 








路上ライブあと
迎えに来てくれたメリッサと共に
一緒にお店を訪ねたら、絶品ラーメンをタダで振舞ってくれた












翌日


次の街 オマハ への出発を夜に控え


チャイナタウンで
最後にまた路上ライブ




デザインや音楽、
映像を撮影したりもするアンジェは
友達らを呼んで、僕のドキュメンタリー映像を撮影してくれた


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撮影後
みんな笑顔で一枚



いい人たちばっかりで

もっと交流する時間があったらよかった と心から思った








夜行バスの時刻も迫る中
迎えに来てくれたメリッサが急いで車を走らせる






彼女が運んでくれた
チャイナタウンでの幸運から

最後の最後、

いい人との出会いが
沢山あって 内心 本当に後ろ髪ひかれていた




『もう少し滞在してれば良かったのかな。。』


運転する彼女につぶやいた






「次の街にいけば また新しい出会いが待ってる。
こうやって、世界中に友達を作っていけるって幸せなことじゃない。

この五日間
ブルースバーにいったり、ラーメン食べることができたり、
あなたと一緒に冒険ができて 私も楽しかったわ」







最後に彼女がくれた
手紙と贈り物をバスの中で見て


胸がもういっぱいになる


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人からもらった愛情で
こんなに心って満たされるんだ。。





どんな道を歩んできても

こういう瞬間に すべて報われる気がした










(実は自分も。。。

約束していたCDと 手紙を 彼女宅に事前に置いてきてたりする)











現在は

アメリカの小さな町 オマハに滞在中






最近

実感してることは


“あきらめなかったその先に 待ってる答えってある” 
























































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カナダ②/Canada② :: 2014/07/28(Mon)














“オタワ”

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この街に来た最大の理由は

日本に居たときに仲良くなって
当時は時々遊んでいたお友達 タミ を訪ねる為


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嬉しかった
三年ぶりの彼女との再会

思い出話、近況、いつか再会の約束








この街 オタワでも
大規模なミュージックフェスティバルがちょうど開催されていた

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しかしこれは有料






漏れ音でも
十分楽しめる位置に
小さなひとだかりを発見  自分も仲間に入れてもらう、、









翌日は、一日探した末に
ようやく見つけたスポットで路上ライブ



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(2014. 7.7 in Canada, Ottawa)





夕方頃  「泊めてあげるよ」

と言ってくれた男性が


九時頃改めて

路上ライブが終わる時間に
迎えに来てくれた


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やっぱり、見ず知らずの人のクルマに
乗る勇気はあっても、緊張は多少してしまう





一緒に夜ご飯

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彼 マイクの仕事はマンションの管理人



元々、若いときは
バンドの中でロックギターを弾き鳴らしていたらしい



彼の住む一室は、管理をしてるマンションの最上階



ベランダでオタワの夜景を見渡しながら

彼お気に入りのカナダディアンウィスキーをコーラで割って乾杯。





キース ・リチャーズ(ローリングストーンズのギター)のコンサート映像を

傍らのパソコンで流しながら、深夜遅くまで 飲み語り合った











二日目の深夜三時過ぎ


うっすらとだけ憶えてる、、


眠りかけてる自分の横で
爆音で誰かのコンサート映像を流しながら、

楽しそうに、音楽の話題をフリ続けてきた彼の姿







マイクは少し変わり者だったかもしれない(俺も人のこと言えない)





でも 確かに 大きな大きな愛を持ってる人だった







彼は、ニューヨークのレストランで、
敬愛するジョン・レノンの妻 オノ・ヨーコさんと、 
一度だけ言葉を交わせたことがあるらしい






彼女は彼に、


「ジョンもきっと あなたを大好きなはずよ」 と



言葉をかけてくれたそうだ






















オタワを離れ、、





“トロント”

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滞在先に選んだホステルで

同世代の日本人の男の子 ブンゴと出会う


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写真向かって右にいるのが彼

隣にいるのは彼のお友達 ショウ君


なんか
この写真だけ見ると
相当、ハイテンションなイメージ与えてしまう ね、、





彼らと少し飲んだ後の 深夜の帰り道で


一曲歌った時の様子を、
ショウ君が撮影してた

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(2014.7.10 in Canada, Toronto)





ブンゴは関西人


彼と話していると、自然にコントみたいになる
(性格上、ムダにボケたくなる)





彼の優しい友人が、
二日目の夜は、僕らを泊めてくれる運びとなり
待ち合わせする深夜まで、同世代同士 だいぶ話し込んだ





彼 ブンゴは、
トップダンサーを目指す夢を持つ





夜も更けて


パブを去る手前

流れで、僕はギターを取り出した


客の歌、自分の歌のあとに続き

ギターに合わせ、ブンゴも踊りを披露




この夜 熱く話し込んだ彼との、即興パフォーマンス



ドラマチックな風が
二人の間を通り抜けた




なんともイイ幕閉め。。






いつか 今度は関西でまた 会いたいな











翌日はもう移動


バスで二時間ほど





“ナイアガラの滝”

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(2014.7. 12 at Niagara Falls)









ここは
思えば、ずっと前から来たかった場所のひとつだった







勝手に想像してたイメージ


“山奥の林を掻き分けて進むと、
突如 その壮大かつ豪快な滝が姿を現す!! ”  


とはまったく違って



周辺にカジノや大型ホテルが並ぶ
完全なる観光地だった





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(近くのダウンタウンで 綱渡りをするバイクマン)








日も暮れて


小規模な遊園地さえある、
騒がしいダウンタウンの一角で

自分はせっせと路上ライブ







ナイアガラの滝


森の奥地で見たかったなぁ



わがままかなぁ

















カナダを出て
長距離バスでまた
ニューヨークに戻ることにする





国境を越える際、審査官が意地悪なくらい色々と質問をしてきた




定番の

「仕事は何やってるの?」

「いつ日本に戻る気なの?」 などなど、、





色々、疑いの目を向けられて、 はぁどうしたものか、、と困りかけたその時


一人の審査官がやってきて


流暢な日本語で話しかけてきた



僕と話した後

他の審査官をさらっと、ポジティブに切り替えさせて
入国スタンプゲット




明らかに僕を助けてくれた行為だった




訊ねると、
昔 日本で長く働いていた経験があるとのこと





たぶん、彼は日本人に対して相当大きな信頼を持ってるんだと思う



深読みすると

日本でお世話になった方も沢山いて
色々 日本人に感謝もしてるのかもしれない、、










彼に笑顔で何度もお礼を告げて
再びバスに乗り込んだ



























































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カナダ / Canada :: 2014/07/27(Sun)












61カ国目 カナダ




“モントリオール”


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入国した日は

ちょうどカナダ建国記念日にあたる日


街を大いに賑わしていたパレード

他にも
ジャズフェスティバル

サーカスショーなどモントリオール中がなにやらお祭りムード



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このフェスティバルの規模の大きさには
目を見張るものがある


街中にいくつも設置されたステージ



B.B キングなど 大物の有料コンサートも
いくつか室内で開催されてたとはいえ

野外ステージはどれも無料



自分的に好みな音を出す
ミュージシャンも沢山出ていて

毎晩通った



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この写真で演奏してるバンド

“Lake street dive”


音数が少ないアレンジでも

メンバーの個性がバランスよくマッチしていて

人を引き込む力が凄かった




バンドってやっぱり

メンバー個々にちゃんと役割があって


本人達はそこまで意識してなくても

自ずと 絶妙な混ざり合い方をしてる集合体は

奇跡的な輝きを放つ ひとつ となる       よね











少しだけサーカスも見た

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“人間業とは思えない” 


このフレーズの意味を再認識






っていうか

無料で見れるサーカス、、ジャズフェスといい
膨大にかかるであろう費用をどうやって
賄えているのか疑問でならなかった。。







話巻き戻して



モントリオール初日は

太陽と格闘しながら
路上ライブ場所を見つけるためにとにかく歩く 歩く 歩く



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夕方頃に
目星をつけた場所でようやく路上ライブを始める





歌っている中
見覚えのある男性と思わず目があって

びっくりして 演奏をいったん中断



互いに駆け寄って
再会を喜んだ相手の名は セバスチャン



去年夏 フランスの “エクサンプロヴァンス” という街で
お友達の女の子 Lise のご家族さん宅に,、数日間泊めてもらった時
街を案内してくれた男の子 (Liseの弟)だ





結果あっての回想だけど、



カナダに入ったとき

なんとなぁくぼんやりと

“そういえば セバスチャンってカナダにいるんじゃなかったっけ、、” みたいなことを考えていたら


見事に この鉢合わせが起こった。。





写真は
セバスチャンとその彼女

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滞在期間中の最後の数日間
手助けしてくれた





そして同日


宿泊先のホステルに戻り
Facebookをチェックしたら またもやびっくり



現在カナダに滞在中 という
僕の投稿を見て

別の国で会った人々から連絡があった






まずは彼 と彼女さん

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去年夏 イタリアのミラノで
ホステル探しに行き詰ってる時

クルマから声を掛けてくれたメンバーの内の二人

(Wonder story イタリア編 参照)




あの不思議な出会い方は
今でも印象に残ってる




その縁がモントリオールまでつながると
誰が想像できるだろう。。





サイクリングが好きな彼と


一緒にペダルをこいで
ジャズフェスティバルを見に行った





滞在二日目にあたるその夜は
彼の家で就寝。。




でも


夜寝かせてくれない猫が一匹

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かわいいから大目にみるよ










さて
Facebookを通じてのもうひとつの再会


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この二人とは

ヨーロッパのモンテネグロ “コトル”という小さな町で
路上ライブしていた時に出会う






警察が来て
演奏を止めた直後に
明るく声を掛けてくれて ほんの数分立ち話をしただけだった

なのに
彼らの放つ明るいオーラの力からか

その数分が鮮明に記憶に残ってる




念のためにと 
Facebookでつながっておいたことが吉と出て


モントリオールでこうして劇的な再会





聞くと


彼らは元々この街の出身で


20年前に 思い切って

カナダを出たそうだ



以来、コンピューター片手に出来る仕事を職として

世界中色々なところへと渡り歩き 気に入った街には 長く身を置いてみたりしながら、

現在に至る。。




ゼロからのスタート

仕事が軌道に乗るまでの
最初の二年間は 本当に過酷だったそうだ


当時の写真なども見せてもらった




固い絆の元、20年もの間
世界中を手をつなぎ歩いてきた二人の人生



映画みたいで 感動させられた。。





クルマで街を案内してくれた翌日も


仕事が忙しい中待ち合わせの時間を設けて
贈りものをくれた





「ちゃんと食べてね」の一言と  食べ物と  ハグ







本当に優しくしてくれた二人

































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