My wonder story

僕と音の旅物語 90ヵ国以上の記録(2012/4~2015/8月を参照)               未来はいつも変えてゆける。




アルゼンチン(再訪問)②/ Argentina :: 2015/06/30(Tue)









今回はチリ編から3ストーリー更新!!





それと お知らせです。

大事な約束があるので、可能そうなら秋に久しぶりに日本に戻る予定でいます。


でもまだ色々と未定です。。

何か決まったら、追ってここでご報告していきます!


その時は帰国ライブまたやろうと思ってます!





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







ブエノスアイレスの続きのストーリー




週末を越え

20150705052747f23.jpg





6月30日火曜日


ついに、アフリカへと飛ぶ日がやってきた


長いことずっと旅してきた南米に
『また会おう』を告げ

新たな世界に飛び込みにいく日


やり残していた細かな作業を終え

夕方過ぎに空港へ向かい




さぁ いざ、チェックイン!!





のはずが

ここで思わぬ展開になる。。





(受付の女性)

『黄熱病の予防接種を受けたことを証明するカードを持ってないと、
南アフリカには入国できないので、本日はチェックインは承れません。

プラス

予防接種を受けた後も、経過を見るために、
原則10日間はお客様を飛行機に乗せることはできません。』




え!?



人生初のまさかの搭乗拒否の現実を目の前にして、
一瞬気が遠くなりそうになった


予防接種は元々アフリカに着いてから受けるつもりでいたことを話し

「だからどうにか乗せてもらえないか?」 と

何度も確認してみたけれど、
ここで粘るだけ粘っても無駄なのはもう分かっていた


さらに、南アフリカに入国する為のもうひとつの条件として、
片道チケットだけでなく、長居しないことを証明する為の
出国チケットも必要だと言われる


でも、これに関しては航空会社側も少々曖昧らしく、
イミグレーションでデポジットを払うという選択肢もどうやらあるそうで、
必ず用意する必要はない、、と言われた



完全に迂闊だった


“南アフリカ入国にビザは必要ない” という情報だけで
勝手に満足して、予防接種が事前に必要かどうかなど
まったく調べてなかった


旅行会社の人もおそらく寝耳に水だろう、、





自分がいた国際線の空港は
ブエノスアイレスの中心からはだいぶ離れてる場所にあった


時間的にこれから戻るのは危険そうだったので
その日は仕方なく、空港で夜を過ごし
翌朝早くに、予防接種を受診できると教えられた病院に向かった



一体いくらかかるのか

予約もなしにすぐに受け付けてもらえるのか など

疑問は色々とあったけれど、
行ってみたら簡単な手続きのあと
無料ですぐに注射を打ってくれた



よし!

あとはチケットを買った旅行会社に事情を説明しにいくだけだ



多少のチケット変更料を払いさえすれば
来週には飛べる! と信じ込んでいた僕を待ち受けていた現実は
しかし、そう容易くはいかせてくれなかった





新チケット購入にあたって
旅行会社の女性から言われた条件としては、


数万円の変更手数料と

新たなチケットが以前のものより高くつく場合
そこに発生する差額も支払わなければいけない

とのことだった



利用したその旅行会社が定めた条件というより

彼らがチケット購入する時にやり取りする、別の旅行会社が突きつけてきた条件だった


ならば出来る限り差額の少ない
安いチケットを探そう と、一緒に試みたものの
その時点でヒットする安いチケットの日程はどれも7月末。。



どうしよう、、。。。


本来なら、今頃もう
南アフリカに飛んでるはずの自分が

あと一ヶ月もブエノスアイレスに
滞在しなければいけないなんて精神的にだいぶ応える。。



それにしても

チェックインを拒否された時に
受付の女性が

『今回のケースの場合、変更手数料だけ払えば、差額なしで日程はいつでも変更できる』 と
言ってくれていたことと、明らかに矛盾してるのは何故だろう。。



真意を確認する為に

利用した航空会社のオフィスに直接訊ねに行ってみたが
冷たい対応で、まともに取り合ってはもらえなかった


空港に連絡してみても繋がる気配がなく、
ひとまずその日は何も結論を出せぬままに終わった。。





翌日も旅行会社の人と、
どうすべきか話し合い、色々と手立てを模索した


数日後のフライトがもし可能なら
実際まだ安いチケットを取れる可能性があることにも気づいたので、

南アフリカ大使館に足を運び

予防接種から数日後でも、
入国させてもらうことはできないかどうか、確認しにもいった


しかし、その日もベストな結論は出せずに日が暮れていった







201507050527481ba.jpg


その翌日、日本大使館に少し相談しに行った後

いつものように訪ねた旅行会社の人から
思わぬことを言われる



『たった今、うちのボスから連絡があったわ。

今回の件については、こちら側にも非がある。

弁護士にも相談してみた結果、新チケットの購入にあたり、かかってくる費用の半分は私達が払うわ。』



確かに自分だけでなく、
旅行会社側もチケットを売る際に
詳しい確認を怠っていたことを、元々反省してる節があった



『お互いに責任をとる意味で、
もしも可能なら、かかる費用を一緒に払ってもらうことはできませんか?』 と

難しいお願いと知っていながら、自分から聞いてみたこともあった



でも、彼らが 『NO』 といえばそれまでのこと。



なのに自ら、弁護士にこういったケースはどうすべきか
確認しに行ってくれた彼らのその誠意。心意気。


嬉しかった






201507050527510a3.jpg

2015070505275215f.jpg



そこからストーリーは、
ようやく前向きに動き出した


もしも一人負担だったら、
最初のチケットとほぼ同額レベルだった為に
手が出しずらかった、およそ一週間後発の飛行機チケット購入へ、ついに踏み出す

月末までもう待つ必要はない。


新たな旅立ち日程は、7月13日。




約束どおり、支払いをサポートしてくれた彼らに

感謝の意味を込めて。。


旅行会社 Conexion Baires

 “ここリンク”




ただ片道チケットだけで、
ホントに入国を許してもらえるかなどの疑問は、
まだ多少残ってる


可能な限り下調べをして
万全な体制で、今度こそ南アフリカへ旅立ちたい。





今回のストーリー


“起こるすべてに意味がある” をもっとうに
旅してる自分にとっても、感情が先立って最初はポジティブに切り替えるのが難しかった






“未来でまたプラスに変えてゆけるから、 いつもどおり大丈夫。”



今は思える


さぁこの出来事が起こったことによって
Wonder Storyがどんな風に動いていくのか
確かめにいこう

20150705052807961.jpg




















バナー2
>>Read more

  1. Category: None

アルゼンチン(再訪問)/ Argentina :: 2015/06/29(Mon)











前回の訪問で仲良くなった
友人達と再会する為に、また立ち寄った“コルドバ”


201506260032199ec.jpg

20150626003219651.jpg



一緒に散歩したり、アイスクリーム食べたり、ビリヤードしたりと、、

また同じように
ワキアイアイと楽しい時間を過ごせた


何故だか彼らとは、とても波長が合う。

だから
“盛り上がり”も“落ち着き”も
僕らの間に流れる風はとてもナチョラル


また再会できる日を楽しみにしておこう。。

20150626003220d62.jpg
(2015.6.17 in Cordoba, Argentina)






そして

アフリカ前の最終地点であり
出発地点でもある

“ブエノスアイレス” に ようやく到着


201506260033023a7.jpg





“ロンドン” “ニューヨーク”に続き
アートと、センスをとても感じられるお気に入りの街


南アフリカに飛ぶ為に
コロンビアから地道に歌いながら
二ヶ月かけてようやく帰ってこれた



実は数ヶ月前から
時々、連絡を取り合っていた映像クリエーターの友人
ハビエルと再会することも、帰還したひとつの大きな目的だった

20150626003223a77.jpg




まだ記憶に新しい
今年2月に出演したブエノスアイレスのイベントで
彼は自分のことを気に留めてくれた


けれど数日後

『もし、その気があったら、君と一緒に映像作品を作りたい』と
彼から連絡をもらった時

自分はもうすでに、アルゼンチンを離れてしまっていた。。


すれ違いにも
きっと何かの意味がある


「またいつかブエノスアイレスに戻るときがあったら、一緒にやろう」と彼に返信をした



それから二ヵ月後、、

今後のルートを具体的に考えていた時期


「この際せっかくだから、
アフリカへ価格的に飛びやすい“ブエノスアイレス”にまた戻ることにして
あの彼と、作品づくりも合わせて出来たら面白そうだなぁ」

と、、真剣に思い始めた


南米のゴールを
なんとなくそこに定めた後、
南へとまた旅を続け、こうしてようやく無事に彼と再会。



着くなりマンションの空き部屋に快く受け入れてくれた彼と、

早速夜、映像化させる曲決めミーティングをした



結果、『つづく関係』という
まだ音源化してない歌が一番の候補に挙がる


互いにアイデアを投げ合ってる内に
イメージは次第に膨らみ

数日以内で終わらせるよりも、
滞在を一週間延ばして、
撮影前にしっかりと準備をして臨む方が良いような気がしてきた


でも、それだとアフリカを旅する期間が短くなってしまうなぁ、、、

少し悩んでもみたけど、自分の中で
きっと答えは初めから出てた


好奇心からくる直感を信じ
アフリカへの旅立ち日程を延期して

約二週間にも及ぶ、冬のブエノスアイレス生活に身を委ねる覚悟を決めた

20150626003302b59.jpg



最初にやって来た週末。


場所の下見兼テスト撮影の為に
前回出演したイベントの舞台にもなった家を訪ねた


しかし打ち合わせの為に待ち合わせ予定だった
彼の友人が突然のドタキャン。


追い討ちをかけるように、
翌日も、会う予定だったミュージシャンが突然のドタキャン。



どうやら限られた時間の中で
自分達がこのプロジェクトにかけている想いが
相手にうまく伝わっていない。。


出発早々、僕らの間に
先行きを案ずる気まずい空気が流れた


とはいえ、撮影を決行しようとしてる翌週までまだ時間はある。

製作への希望は互いに揺るがなかった


それから撮影に向けて
時間を見つけてアイデアを出しあったり、
テスト撮影を試みたりしながら、

彼との共同生活は静かに流れていった



アイデアをカタチにする為には
どうしても協力者が必要だったので
彼は呼びかけのフライヤーも作ってくれた

buenos aires


想いが伝わったのか、
このフライヤーを発表してから一気に
周りの人々から『参加させてほしい!』のメッセージが僕らの元に届いた




日々を重ねることで見えてくる

彼のとても真面目で優しい人柄

この撮影に向けての情熱


それらがちゃんと伝わってきて、

“一緒にものづくりできるすばらしいパートナーと出会えた奇跡”をホントに嬉しく思った


余計な気遣いをせずに
自然体で色々話せる点において、
友人としての相性もかなりマッチしてると言っていい





こうして日々はまたさらさらと流れて行き、


本番撮影を目前に控えた金曜日

協力者との初顔合わせの時がやってきた



彼の元々繋がってる人達&

会ったことはないけれど、
Facebookを通じ、自分の元に連絡をくれた
幾人かの人々とご対面する日


実を書くと、僕らのまったく素性の知らない人々を
詳しい確認もせずに、このプロジェクトに招いてしまって大丈夫だろうか?

もしも、少しとっつきにくい人だったら。。

という不安が、少なからずあった


それでもここは
勝手な予測という偏見なしに、
僕らのドアをオープンにしてみることに決めた





夕方6時。

待ち合わせ場所となる家へ


何が起こるかわからない
わくわく感と緊張感を秘めてギターを背負い向かった







さぁ果たして、この作品の行く末はいかに。。





























バナー2
  1. Category: None

チリ(再訪問)/ Chile :: 2015/06/28(Sun)













今回のチリは
ペルーやエクアドル同様に
前回行ってない町からスタート






“アリカ”


201505292209571bc.jpg

20150617004326f53.jpg


前回まったくチェックしていなかった
この“アリカ”という町

とってもとっても小さい中

お洒落なカフェなんかもちゃんとあって

すごく自分にフィットした素敵な場所だった



人も優しい。

あの安らぎの妖精とも久々にハイタッチ。


ペルーのルールの多さから
疲労していた心が、すっと洗われていった。。





PHOBIA GROUP という
写真の会社をやってる男性に出会い
彼のご好意で、演奏の風景を撮影してもらった


Facebookサイト
 “ここリンク”

in Arica
(2015.5.29 in Arica, Chile)


歌ってる表情を自ら載せるのは
いつもなんか恥ずかしいな、、




Facebook上でアリカの港が
おすすめと聞いて、朝に覗きに行ったら、、


201506162132135f2.jpg

201506162132117d7.jpg


野生のアザラシ達がいたぁぁぁぁぁぁ



ってそこまで驚くことじゃないのかもしれないけど、

こういう状況で見たの初めてだったから、思わず興奮


パナマの煌く海で
色とりどりの魚達を見た時と同じ気持ち。



“自然とリアルに生きる、生命が放つパワーって凄い”





さて、隣町へ


“イキケ”


20150616213215356.jpg



派手にロックンロールをぶちかましていた
写真の彼らに、セッションを申し込むべきだったかな

20150616213218ee6.jpg


楽しい気持ちにさせてくれたお礼にと
アメリカンな彼らにチップをあげて




自分も路上ライブへ。。

声を掛けてくれた子とキュートなこねこ

20150616213217c08.jpg

2015061700432687f.jpg
(2015.6.2 in Iquique, Chile)


この町は、少しごちゃこちゃしていて、
やりやすい場所を見つけるのは難しかった


他のパフォーマーの
お決まりらしきスポットを横取りするのも
嫌だったので、長居はせずに、いったんまた“アリカ”に引き返すことにして

最後の路上ライブの日

インタビューに来てくれたこの二人

201506162134251c3.jpg


左の女性のエピソードに耳を疑った




数日前、

路上ライブを見ていた彼女の友人が、
パソコンで自分のミュージックビデオ 『えびおじさん』 を流していた時、
たまたま傍にいた彼女。


何故か、なんとなく、
すでにメロディーに聞き覚えがあり
自然と歌に反応したらしい



それというのも、、

彼女の六歳の娘さんが、
なんと随分昔に、同じ 『えびおじさん』 の映像を、
どういうわけかパソコンで見てたらしい


元々アジア発のポップミュージックが好きだったとはいえ、

まだ若干 “六歳” の娘さんが
どうやって自分の音楽まで行き着いたのか謎。。


というわけで、
ご家族ともども、自分のことを元々知ってくれていたという
なんとも嬉しい運命の糸。



インタビュー撮影後

『これを帰ったらさっそく娘にみせるわ。きっと喜んでくれると思うわ』 と
言った彼女のスマイル

プラス

想像で見た娘さんの笑顔







こうして沢山の愛を感じた町
アリカを離れ


次は前回一度行った
“アントファガスタ”を訪ねた

201506162136004d9.jpg

201506162135187ee.jpg




初日の夜の路上ライブでの出来事。



『明日、夕方から、この町に住む日系のチリ人の集まりがあるので、
よければ遊びに来てください』 と

男性から誘いを受けた



いつものように
“詳細不明”を逆に楽しむ姿勢で

翌日の夕方、言われた公園に足を運んだ

2015061621342692c.jpg



“って誰もいないぞ!”っと

つっこみしそうになりつつも


時間が経つにつれ
続々と、人々が到着。

みんなでお茶、食べ物を囲みながらの交流会だった

20150616213513421.jpg
(2015.6.6 in Antofagasta, Chile)


歌も喜んでもらえた (と思う。願う。)


みんな、日本語はしゃべらないけれど
二世とあって、関わりのある“日本の文化”への愛は凄く強い


折り紙講座に自分も参加

20150616213515649.jpg



そしてこの方は
同じ名前 Hidekiさん!

20150616213429662.jpg

記念に集合撮影

20150616213514cab.jpg


アントファガスタ在住の日本人の方も3人程いた


日本語教師をやっているという女性に
こっちでの生活のことなど、もっと聞こうと思ってたのに、
タイミングを逃して、そこまで会話できぬまま、お開きになってしまった



なにはともあれ

彼らがデッキから流していた
なつかしい日本の歌も、折り紙も、ちゃっかりいただいたお寿司も

“母国の香り”に少しでも浸れた、素敵な時間だった




この機会に導いてくれた
マリオくんどうもありがとう!

贈り物のプレゼントと一緒に

20150616213517217.jpg






アントファガスタでの
もうひとつの想い出は、彼らからもらった

201506162136030d1.jpg


大学で音楽を習ってる生徒さん達。



『本番を目前に控えた
オーケストラのリハーサルを見に行きませんか』
と誘ってくれた


20150616213602969.jpg


お花に彩られた可愛い舞台上で
真剣にリハに取り組むオーケストラ


指揮者はドイツからはるばるやって来たお方




海外に出てから、圧倒的に触れる機会が増えたクラシック演奏

素人ながらにも “自分の感想”は
持てるようになってきてる

彼らの選曲と、腕前はだいぶ自分的ストライク。




何よりも

リハーサルとあり
壇上にあがり、オーケストラの生演奏を
真近で浴びることが出来た時は、感動だった



今後、表現していきたい音楽は
きっと無限大だけど

いつかフルオーケストラと歌の世界を“上映”することは
ひとつの大きな夢










“コピアポ”


20150616213605f08.jpg

20150616213626b06.jpg


『あそこは、洪水被害に最近あったばかりで、
今はいい状態じゃないから、行かない方がいい』 と

アントファガスタのホステルのおばちゃんから
散々言われてたにも関わらず、、


“ならば、逆に人々に歌を届けに行ってみよう”と思い

少しだけ町に挨拶に来てみた

201506162136062f5.jpg
(2015.6.11 in Copiapo, Argentina)





連日の歌う日々

ここらで、身を休めたいな。。


そう思いながら、今回のチリ訪問

最後に寄った場所は、前回もお世話になった
有名日本人宿がある癒しの町 “ビーニャデルマル”

20150616213628088.jpg


宿を訪ねると

チリは今絶賛 冬季シーズンということで
すれ違いざまに言葉を交わした日本人以外、宿泊者はゼロだった



でも、返って

黄昏をどこか切なげに歌ってる
夕暮れの海と町並みを、小さな窓辺から独占できる幸せがそこにはあった




ということで、
旅人さん、冬は冬特有の物悲しさも感じつつ

“汐見荘” だいぶ だいぶおすすめです。









チリの旅もようやく1段落して
いよいよアフリカに飛ぶ為に、あのアーティスティックな街を再び目指す












バナー2
  1. Category: None