My wonder story

僕と音の旅物語 90ヵ国以上の記録(2012/4~2015/8月を参照)               未来はいつも変えてゆける。




ベネズエラ② / Venezuela② :: 2015/04/01(Wed)








トラベルサイトStay.comさんが
自分のことをプロモーションしてくれてます


その中のガイド役として
迫水秀樹おすすめ東京ミュージックスポットも掲載させてもらってます


ホントはここに、
自分のバンドAmerican Short Hair も初めてライブをさせてもらった
ロックなライブハウス

“下北沢屋根裏”を載せたかった


しかし3月31日をもって閉店したそうです


それでも想い出の光だけは永遠

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 “ここリンク”

http://www.conexionbaires.com/






今回は遡ってブラジル②から、4ストーリーを更新です。

内容的に
色々と濃い体験をしてきました















“プエルトラクルス”


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(2015.3.26 in Puerto La Cruz, Venezuela)


夕方から始めた
初のベネズエラ路上ライブは好評

ここの滞在はほんと一瞬だった






首都 “カラカス”


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ここは旅行者の間では
言わずと知れた 南米 超危険都市のひとつ



エンジェルフォールで友達になった彼から

「危険エリアを避けたら大丈夫。人も多いから歌うならベストの街だよ」 と
アドバイスされ、来てみることにした





中心エリアに滞在先をなんとか見つけ

夕方のショッピングストリートへ


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人でごった返し過ぎてるので
歌うのは明日にすることに決め
帰りにバーに足を運ぶ


合い席して仲良くなったコロンビア人の男の子

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夜の街を一緒に少し歩いた後

この夜は早々と宿に戻り
疲れを癒す為に就寝。。





翌日は朝早く起きて

次行く町へのバスチケットを買いに
ターミナルへ向かった



何故か入り口でまたしても警察に止められ連れていかれ、
隅々まで荷物検査


もうこちらから
「お金がほしいだけなんでしょ?」 と指摘してみたら
微妙なリアクションを返され、開放




“もうベネズエラ嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ” と

心で叫びながらチケット売り場へ

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バケーションシーズンのスタート日と重なり

早朝なのに
目を疑いたくなる程の人の量。。



3時間待たされた後


やっと辿り着けた窓口


夜行バスのチケットを買いたいことを伝えると


“昼の1時発”のチケットしか販売できないと言われ、
仕方なしに購入。。


この時の時刻は朝10時



出発までもう3時間を切ってる


急いで宿に戻り、荷物をまとめ

前の晩 試さずにいた
カラカスの路上ライブに挑戦

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(2015.3.28 in Caracas, Venezuela)

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皆聴いてくれる


このまま早々とバスに乗って
次へ向かうよりも


“ここの街の人たちにもっと歌を届けることにしよう”


心の声に従い

バスチケットを捨て

結局夕方くらいまで歌い続けた



ベネズエラは
たとえ沢山の人がチップをくれたとしても
こちらの実際の利益はホントに小さい


それでもいい。


耳を傾けてくれることに感謝。




路上ライブも終盤に差し掛かった時

彼ら若者と出会う

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真ん中の男の子は英語が上手

コミュニケーションをだいぶとりやすい



「日本人がこんな危険な都市で歌ってるから、
なんか手助けしなきゃって、、声を掛けたんだ」


「日暮れ後のバスターミナル付近は特に危険だから、
チケットを買いに行くならもう向かったほうが良い」



ギターケースを閉じ

心配してくれた彼らと一緒に
バスターミナルまで行くことになった


朝と違い夕方は意外と閑散としていたチケット売り場


窓口が開くまでの時間
彼から聞いたベネズエラの現状。。



危険なカラカスに安心は求められないこと


盗みだけでなく
人を殺すことを自分のステータスにしてる若者達がいること


今の政治家のこと


輸入が滞ってて、
買うのが困難になってるお米、牛乳などの必需品


国民が持つ未来への不安






そうここうしてる内に
チケットの窓口が開き

自分の番が来た


「今夜23時発の夜行バスチケットを買いたい」と伝えると
首を横に振る売り場の女性



周りにいた彼らがスペイン語で
色々と質問を繰り返しても、女性の返事は「NO。」の一点張り


いったん列から離れ

彼らに 「なんで買えなかったの?」 と聞くと



思わぬ事実を聞かされた

「あの女性は、アジア人は嫌いだからチケットを売りたくないと言ってる。君を差別してる。」





ショックだった


旅中、ここまではっきりと受けた人種差別は初めてだ


怒りと悲しみ。。



彼らになだめられた後、

幸いなことに、すぐ隣の違うバス会社の窓口で
買うことが出来た夕刻発のチケット


くやしかったので、
最後に、差別してきた女性に人差し指を向けて 
「君の事は忘れないよ」 とラストアクションを起こし、そこを立ち去った



彼女はとても憤慨し
何か叫んでたけど、怒りたいのはこっちだった



心はもう渦巻き状態


警察も含め、
受け止めなければいけない
この国の嫌な部分。。

同時に

心の芯まで感じてる
優しい優しい人々の存在。。。





ここベネズエラで
予想もしてなかった “忘れない旅”が生まれてる










深夜1時にバスは次の街に到着


“バラキシメルト”

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一夜を明かしたバスターミナルで
出会った彼ら


「日曜は店がほとんど閉まってる為、街歩きは危険。」 だと言い


街を紹介しながら
おススメのホステルまで車で乗せていってくれた

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更に
チェックイン時間のお昼までは
彼らの自宅で一息つかせてくれた、、

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昨夜のことがあってすぐに

こんなに優しくしてくれるベネズエラの人たちと出会えて、、
素直に幸せだった


そのおかげで
気持ちをまたすぐに
フラットに出来た気がする


いつものように僕が出来ることは
歌のプレゼント





正午になり、

ホステルにまた向かいチェックイン後


彼らと一緒に車で
路上ライブに出かけた

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(2015.3.29 in Barquisimeto, Venezuela)

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人の輪もできた


真ん中にいるピエロの男の子が
細かい部分をサポートしてくれて、とても助けられた




彼は素敵な夢も語ってくれた


「僕は人を笑顔にするのが好きなんだ。
だからシリアへイラク、厳しい現状の国にも笑顔をつくりに旅にいきたい。」



別れ際

旅仲間の僕に出会えて
嬉しそうにも寂しそうにも潤んでた
彼の瞳を今またふっと思い出した







そして次に寄った街は、、






“メリダ”


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奇跡的な再会だった写真の彼





朝、中心地に降り立った時

突然、背後から声が聞こえた


『僕を憶えてるかい? コロンビアの道端で話した男だよ』





しっかりと憶えていた


彼は、当時ベネズエラに行く予定はなかった僕に

『いつか僕の国にも歌いにきてよ。
大丈夫、君が思ってるよりも危険ではないんだ。』


と、ベネズエラへの警戒心を
最初に和らげてくれた人だった



彼がどこに住んでると言ってたかなど
すっかり忘れていたけど、入国した時
その存在は記憶の片隅にちゃんとあった



でも彼は彼でFacebookを通じ
こちらが入国してることはすでに知ってたらしい



それにしても
約束もなく、この鉢合わせ


“縁がある人”だったんだなぁ と感心。。



地元である街を
知り尽くす頼り甲斐ある彼の力を借りて
素敵な宿にすぐチェックイン



誘われて一緒にバスに乗り

一時間かけて山の上の、のどかな観光地へ向かった

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彼はパンケーキとCDを販売

彼女はアクセサリー



そして自分は路上ライブ

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連日の夜行バス泊が重なってたことと、
標高が2000メートル以上あるせいか酸素が薄く
疲れと眠気を交えての音楽。。







メリダに立ち寄ってよかった

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(2015.4.1 in Merida, Venezuela)



街も街で、清潔感、安心感が他よりも
ちゃんと感じられて滞在し易い




奇跡的な再会も合わせて


“メリダ訪問”は、
ベネズエラが最後にくれた
お疲れ様の贈り物かもしれない








今は

南米の旅が1段落したところです


日本への次の帰国日が
意外に早まるか、まだ先になるのか

次の行き先はどうするのか

ここでいったんプランを練るつもりです





さぁ Wonder story が次に向かう先はどこになるか。。
























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