My wonder story

僕と音の旅物語 90ヵ国以上の記録(2012/4~2015/8月を参照)               未来はいつも変えてゆける。




ボツワナ② / Botswana② :: 2015/08/28(Fri)










あくるあさ


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彼にお礼を告げ

となりにいる友人の車に乗せてもらい
街の中心まで行くことができた

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道の途中で日本人と鉢合わせ

大学の先生と生徒さん。

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研究のために定期的にボツワナに来てるそう。

女性の方は前の晩にも、一度少し言葉を交わしていたりする



お互いグッドラック!そして路上ライブ!

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(in Ghanzi, Botswana)



次の町へ向かうお昼過ぎ

ミニバスに乗り込む手前で女性から話しかけられた


『あの、、できたら二人の子供の面倒をみておいてくれませんか? 

運賃が高いから私はこのバスには乗れないけれど、 
到着する向こうのバスターミナルで、彼らのお母さんが待ってるから、
バスの中でだけどうかお願いできないかしら。。』


責任をすごく重大に感じ
最初は、日本人の自分じゃなくて
現地語が喋れるボツワナ人に頼んだ方がいいのでは?とアドバイスした


でも、それでもなぜか僕に頼もうとしてくる


なんでだろう?


逆に現地人に頼むことがリスクになるのかな?


どうも放っておけなくなり
覚悟と責任を持って、バスの中でだけ子供たちの面倒をみることにした

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面倒をみるといっても

お菓子の袋を開けてあげたり、
途中の検問でバスを降りなければいけなくなった時に誘導してあげたりする程度

でもほんの数時間 一緒にいるだけでも
彼らのあどけない寝顔がとてもいとおしく感じる自分に気がついた


バスのターミナルに着くと
約束通り彼らの母親が待っていてくれた

まったく大したことはしてないけれど
貰った『ありがとう』に、ほんの少しだけ自分を誇らしく思った





“マウン”



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(in Maun, Bostuwana)


翌日に出発するつもりでいたので

宿をチェックインしてから
すぐに路上ライブへ出た

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歌い終えた夕暮れ

宿に戻った時は、辺り一帯完全に暗闇で町は停電中だった


貸し出してくれた電池式の豆電球

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スタッフに聞くと
節電の為にある程度定期的に、町が実施してることだそう


電気がないのは不便に思えるけど
だからこそ聞こえた星空の音楽





翌朝の五時。

まだ太陽が昇ってくる手前に
“夜空を翔ける飛行機雲”を見た


昼間のそれとはまったく違う世界観を放っていて、
いつか歌にも出来そうな予感さえした


早朝のバスに乗り込み次なる一歩

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途中、ずっとどこかで期待してた
アフリカならではのハプニングが起こった


道路を横断しようとしていた “野生のしまうま達” に遭遇して

一瞬だけスピードが緩まったバス。


そう。僕は今アフリカ大陸に来てるんだ




それから乗り継ぎを一回はさみ 6時間後 

“カサネ” という町に到着

したのはいいが、パッと見渡した感じ



なにもない!


ひとまずwifi が使えるレストランで
この辺りの情報を集めてみることにした


調べてみると、リーズナブルな価格で
動物達に会えるサファリパークがあるという


アフリカの旅とはいえ、
次 いつサファリに行けるかわからないから
このタイミングで行っておこうか


ただ問題は宿泊先。。

ネットの情報によると
テント泊でもしない限り、この辺りは高い宿ばかりだそう


レストランの店員さん達に強くすすめられた
“クワラペ サファリロッジ”という宿に、タクシーでひとまず向かってみることにした

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受付に値段を尋ねると
他の宿の半額に近い値段設定だったが

その日はすでにもう満室。 


たぶん二倍近くかかってくる宿代を払ってまでして
違う所に泊まるという選択肢は、自分の中になかった


「明日動物達をどうしても見たいんです。
でも泊まる場所はここ以外に考えられません。どうにかなんとかなりませんか? 」


無茶と承知で駄々こね作戦に出てみる


隣にいたタクシーの運転手も
知り合いに電話をかけたり、色々とトライしてくれている中
大人げなくしばらく粘っていると、 

ふいに現れた一人の従業員が
『ならば 今夜は家にとまればいい』 と救いの手を差し伸べてくれた


「ほんとにいいんですか!?」


あとでしっかりお礼は払うつもりで、
彼の優しさに恥ずかしながら一晩だけ甘えさせてもらうことにした



肝心のサファリツアーは
翌朝の6時半に宿から出発だという

受付でツアー代金だけを払い
助け舟を出してくれた従業員の男性とタクシーに乗り込むと
数分もかからぬ内に彼の家に到着



中に荷物をひとまず置かしてもらうと、すぐに鍵を託された


『私はまた仕事に戻る。夜10時くらいには帰ってくるから。』 と


彼は簡潔に言い、足早に出ていってしまった




時刻はまだ3じ過ぎ。。


日暮れまで、暇つぶしに辺りを散歩でもすることにした

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あちょーあちょー!!と

カンフーで戦いを挑んでくる子供たち

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なんだかこうやって
町はずれをぶらぶらするのってひさしぶりだな

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たわいのないことを子供たちとお喋りしていたら、

もう夕焼け。。



男性は、結局夜10時半過ぎに家に戻ってきた


別に怒ってるというわけではなく、どうも寡黙な人らしく、

十分なコミニケーションをあまりとれぬまま、僕らはすぐに就寝。。。




翌朝は5時に起床。

6時半出発のサファリツアーまで余裕はまだあった


あたりは明け方前の暗闇


彼の家から、宿まで歩けば10分程の距離だけれど
彼はタクシーを呼びとめてくれた


時間帯的にまだバッファローやぞうなど、
野生の動物達が近くを流れる川の水を求めて
活発に動いていて、かなり危険だという


強盗達ではなく動物達。


アフリカらしい事情だなぁ


宿に無事に辿り着き6時半を回った頃

他のツアー参加者たちと待ちに待ったサファリに出発!

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あっハイエナ!

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水中で夢を見るカバ!

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ライオン!

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動物を見かけると車を少しの間だけ停めてくれる


なのに

インパラというシカに似た動物の前でだけ
運転手が一回素通りして

思わず吉本張りにズッコケようかと思った

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おそらくサファリはどこでもそう、

いつどんな動物に会えるかは、
結局のところその日の僕らツアー参加者の運次第らしい


ライオンを見れたから、
あとはキリンを見れたらいいのになぁ と
切に願っていたら






きりぃぃぃぃぃぃん いたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!

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こうして自分的には満足だったサファリツアー

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と締めくくりに書きたいところだけど、
ひとつ心にひっかかったことがあった


彼ら動物達は広大な敷地の中で
動物園よりは、はるかに自由な暮らしが出来てるとはいえ

やはりどこか、僕ら人間が本来の居場所をいっぱい奪ってしまってるのが現実なのかな。。 
という複雑な気持ちになった




できることなら

“自由”を 心、身体いっぱいに感じて いつも生きていたいよね



動物も





そして人間の僕達も



















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