My wonder story

僕と音の旅物語 90ヵ国以上の記録(2012/4~2015/8月を参照)               未来はいつも変えてゆける。




フランス~2019年 ヨーロッパツアー①(全8話)~ :: 2020/02/07(Fri)








(2)England2( in London)

この写真は2012年秋のもの。



きっかけは、2018年が終わろうとしている頃だった。


ロンドンで歌っていた当時、道端で出逢い、

演劇に出演する機会をくれた、フランス人男性 ベート。
(写真右 / Wonder Story 2012年11月 参照)


そしてその時、カメラマンとして参加していた
イギリス人女性 ジョアンナ。


この二人のカップルから連名で、

“2019年9月7日” 

結婚式を挙げるとのメールが届き、

歌いに来てくれたら嬉しいというメッセージが添えられていた。


アメリカの時と同様、望んでくれるなら、

海を越えてでも、歌を届けに行きたいという想いから


2019年9月1日 

日本を離れた。


久しぶりの長距離飛行を経て
無事にフランスに到着。


時間は、日本の方が7時間ほど進んでる。


結婚式までは、あと数日ある。


時差ボケによる浮遊感に揺れながら、

最初に再会を果たしたミュージシャンがいた。



真ん中にいるジョアンがその人。

IMG_20190902_162556.jpg


彼との出逢いも、一回さかのぼろうと思う。


それはフランスへの旅立ちの数ヶ月前、
香川県にある丸亀マイゴというお店でのことだった。


打ち上げ中、
店主の河野さんから、

『迫水さん、英語でメールが今届いたんですけど、これどう思いますか』と言われ、

読んでみると、見知らぬフランス人からで、
マイゴに歌いに来たいというメッセージだった。


その場にいた皆と、何か運命めいたモノも感じ、
とりあえず自分が仲介に入り、返事を返すことにした。


そうして結果として、

このコトをキッカケに、
丸亀に限らず、福岡、広島と、自分が掛け橋となり

彼の初めての“日本ツアー”の計画を、
少しだけ協力するカタチとなった。


こうした経緯で知り合った僕らは、

フランスでまた再会し、
今度は、彼が、こちらのツアーづくりに協力してくれた。


本当に、良きタイミングで巡ってきたご縁だと思う。


その初日は、
“オーベルビリエ”という街の庭で、

ガーデンショーを企画してもらった。

IMG_20190911_092805.jpg


徐々に集まって来る人々。

ちゃんと告知が行き届いていることを嬉しく思った。

IMG_20190911_110323.jpg


シンプルに、生声、生ギター、
彼 ジョアンの出番から。

IMG_20190902_210511.jpg


そして自分。

IMG_20190911_092921.jpg
(2019.9.2 in Auberbillier,France)

アート関係に携わっている人が多かったとのこと。

IMG_20190911_120531.jpg


気持ちのいいスタートを切ることが出来た夜。

最寄りのバーで乾杯をした後、
彼が車を走らせ、そこからブビラ(Bouvila)という村へ。

彼の実家に泊めさせてもらった。


翌日

IMG_20190903_114950.jpg

落ち着いた村を少し散歩。

そこに住む人にとっては、なんの変哲もない風景も、
旅行者にとっては新鮮そのもの。

IMG_20190903_113338.jpg

IMG_20190903_132658.jpg

出発間際に、ご両親も交えて記念写真。

ジョアンも含め、とても優しく接してくれたファミリー。

“メルシーパリ”という歌を、
村の名前に置き換えて、

メルシー“ビブレ”という歌詞で、届けさせてもらった。

IMG_20190911_094311.jpg


彼が車を走らせ

フランスの小さな町々をくぐり抜けていく
ちょっとしたロードトリップ。 


2日目は、そのままアンジェ(Angers)という町へ。

アットホームな雰囲気で、
彼の友人が、ハウスショーを企画してくれた。

IMG_20190911_093350.jpg

IMG_20190911_093432.jpg

彼はお庭。

自分は室内にて。

IMG_20190911_093751.jpg
(2019.9.3 in Angers, France)

IMG_20190911_093910.jpg


最初の緊張を、一気に吹き飛ばすミラクルが起こり、

最後はみんな、立ちあがって踊り出してくれた。


終演後の語らいも愉しかった。

ジョアンいわく、日本を好きなフランス人が多いという事実も、

このあたたかい体感に
つながっているのかもしれない。


3日目は、
アランソン(Alencon)という町へ。

“Collectif des Petits Chatelets”という

アーティスト達も在住してる、建物一帯へ。

IMG_20190911_094408.jpg

IMG_20190911_095651.jpg

IMG_20190904_150108.jpg

IMG_20190911_094738.jpg

IMG_20190911_094622.jpg


ジョアンとも親交がある
アーティストの彼が、今回イベント開催に向けて動いてくれた。

IMG_20190911_095806.jpg

各イベントの成功に向けて、
確かな熱量を持っていて、

ポスターを見ると、自分含め、イベント日程がぎっしり。

告知も、ちゃんとしてくれていて感謝。

IMG_20190911_095031.jpg

IMG_20190911_094958.jpg

その甲斐あってか、イベントが始まる頃には、
物静かな町の印象とは対照的に、

どこからともなくお客さんがいっぱい集ってくれた。

IMG_20190911_094922.jpg

IMG_20190904_195740.jpg

IMG_20190911_095452.jpg

IMG_20190911_095427.jpg

IMG_20190904_212027.jpg
(2019.9.4 at Collectif des Petits Chatelets in Alencon, France)


よくよく考えてみると、
後にも先にも、この最初の三日間だけ、

電気を遠さない、完全アンプラグドライブが続いた。

前日に続き、
イベント後は、集った人達と語らった。

どことなく、フランス人は日本人に近いテンションと、
落ち着きを秘めてるように思う。

同じ波長を感じる人も多い。


4日目は、“トゥール(Tours)”へ。

ジョアンと、その彼女エリザベスが住む町でもある。

IMG_20190905_133114.jpg

IMG_20190911_100301.jpg

ライブまでの空き時間、
エリザベスが街案内をかって出てくれた。

ちなみに彼女の本業は、
素晴らしい写真を撮るフォトグラファー。

IMG_20190911_100534.jpg

IMG_20190911_100823.jpg

IMG_20190911_101212.jpg

人も多く、中心部もにぎやかな印象の町。


夜は、パブでライブ。

IMG_20190911_101330.jpg


終演後には、ちょっとしたミラクル再会劇も。

写真の女性 アヤノさん。

IMG_20190911_101439.jpg

彼女は、ロンドンに居た頃に、
友人を通じて出逢った方で、

現在、トゥールにて、ミュージシャンの旦那さん(写真左)と暮らしている。

自分が、facebookに、ツアーの詳細を載せた時、
たまたまタイムラインで見かけ、すぐに連絡をくれた。

最近、SNS自体、離れ気味だったらしく、
ホントに偶然だったみたい。


ロンドン、東京、そして、今回のトゥールでのライブ。

これもまたきっと何かの縁。


インターネットを通じて、
世界全体が、以前よりも、確実に繋がりやすくなっている。


撮った写真も、贈ってくれた。

70516119_2328010037463142_7676046146472509440_n.jpg

70091043_508296813292113_3014359390095409152_n.jpg

70686897_651578398665824_6016348857766510592_n.jpg
(2019.10.4 at Jekyll in Tours, France / photo by Ayano Fukuoka Mottron)

この夜は、ジョアンと自分にとっては、最後の夜。

集ったみんなと、遅くまで盛り上がった。


翌朝、早起きして、駅へと

IMG_20190906_071610.jpg


ジョアンが送ってくれた。


今回、彼にはホントにお世話になった。

おかげで素敵な出逢い達に、いっぱい恵まれて、
以前よりも一層、この国を好きになった。


彼、そして各地でサポートしてくれた皆さんに

今一度、この場を通じて、感謝のメルシーを。



ちなみに、ジョアンは2020年、

もうすぐ、二回目の日本ツアーに来ることになっている。




電車に乗り込み


いよいよ、結婚式が開催される街へと出発。




















バナー2
  • Category: None