My wonder story

僕と音の旅物語 訪れた90ヵ国以上の記録 未来はいつも変えてゆける。 




オーストラリア / Australia :: 2014/05/26(Mon)















旅の続きが始まってまだ一ヶ月





でも自分にとっては 
ここまで来るまで 本当に長かった。。


韓国編 から
5本のストーリー一気に更新。














60カ国目 オーストラリア




“パース”


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早朝の街


路上ライブをするには
ライセンスが必要とのことで、 街の役所らしき建物に向かうことにする



受付に聞くと、

「申請には少々お金がかかる」 と言われる



「ただ、ここパースから、 電車で30分ほど行ったところにある
 
“フリーマントル” という街なら、ライセンスがなくても 自由に演奏ができるよ」

とアドバイスもされ




ならばひとまず! 

ということで、まずはそっちの街に向かうことに決める







“フリーマントル”  


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街並みや歩く人の感じから、
なんだか、二年前を最後に ずっと行ってなかった アメリカに
久しぶり戻った感覚になり その感慨深さ故 うれしさが込み上げてきた



ヨーロッパを離れ

しばらくずっとアジア圏を旅してきたせいか

英語が難なく通じる環境にも
ほっとさせられた



あと、中国の人口の多さに知らぬうちに慣れてた
自分にも気がついた


比べると、この街は圧倒的に
人が少ないように見える



“当たり前”って やっぱり環境によって変わるものだね






路上ライブ場所を探し歩いていると
男性に声を掛けられる




この方

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彼との出逢いがなければ
確実に僕のフリーマントル滞在記は別のものになってた。。

と書いてる今は回想中





「路上ライブの場所ならいいとこ知ってるよ」 と彼 



ついていくことにする



案内をし終え、いったん彼はその場を立ち去った




おススメされたその場所で一曲歌う。。


ただ、どうしても周りの騒音が気になる為


再度違う場所で路上ライブに挑戦


が、平日の昼間で
人もまばら、、なかなか反応はもらえない。。

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道案内してくれた彼がベンチに座り
聴いてくれてたことには、気がついた



荷物をまとめ
休んでいると彼がやってきて
会話が始まる




「いま、仮眠をとりたいけれど、ここは物価が異常なほど高いから

誰か泊めてくれそうな人を探そうかとも思ってる」 風なことを 彼にちらり話してみる 




『なら、今から家に来て ひとまず仮眠とればいいんじゃないか?』 とあっさり言われる





ただ、話した感じでわかるのだが、彼 サンディッシュ は強烈な個性を持った人だった



果たしてどこまで信頼をおけそうかについては

この時点では、ちょっと判断しかねたのもあり、
誘いを断ることにした



しかしそれでも尚、
疲れが明らかに出てる僕を心配してか
彼はまた、会話の終わりに同じ提案をしてきた




悩んだが、、、





ついていってみることに僕は決める。。








バスに乗り

彼の家にやってきた


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中は楽器、機材が並び
ミュージシャンらしい部屋だった



最初は少しまだ
多少の警戒心から緊張が引いてなかったが、

話していく内に

彼 サンディッシュは
“純粋に助けようとしてくれる人” だということが見えてきた




『私は実際これからこの家を、 夜間だけしばらく空けるから、


もし君が必要なら、ここにしばらく寝泊りして大丈夫だよ。

誰かがこの家に居てくれた方が、セキュリティー面を考えるとこっちも助かる 』





彼からのこの提案は

連日かかる
高い宿泊代を考えたら
本当に 天からの救いのようなものだった。。






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そしてこの日から、

彼の家でしばらく寝泊りする生活が始まった



朝はほぼ彼は
家に戻ってきていたし


昼間の路上ライブ時も
笑顔で声を掛けにきてくれた




同じミュージシャンの顔を持つ身でもあり、
街を熟知してる彼だからこそ
路上ライブへのアドバイスもたくさんくれた



話の中で、週末開かれるマーケットが
一番の稼ぎ時だ と強くすすめてくれた


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でも、これが想像よりも大変だった



金、土 そして日曜日


マーケット会場での演奏は
連日 納得いく反応を得られぬまま過ぎていった。。




慣れた様子の
自分以外のパフォーマー達

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みんな親しみやすい洋楽で
ニーズを捉えてるようだった




“他国と同じように

ここオーストラリアで

日本語のオリジナル曲を基本に勝負するのは無理なのか?”



日曜の夕暮れが
近づく街角のベンチで

ひっそりとふとそんな風に考え出す。。




ため息を口に含んだまま


なんとなくまた戻ってみると



マーケット会場の
外の一角が空いていた



昼間は別のミュージシャンが陣取っていた
僕にとって理想的なイイ場所だ



人で溢れかえってるマーケット内と違い
静かで騒音もそこまでない




フードコートが目の前にあり
外のテーブル席で皆 食事を楽しんでいる、、






“ここで、最後にもう一度やってみよう”



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(2014. 5.18 in Fremantle, Australia)





一曲、、二曲、、、と静かに歌っていくと



昼間のマーケット内での反応と真逆の
高反応を得る


食事をしながら聞いてた人が、
笑顔でギターケースに寄ってきては
チップをくれた




この感じだ





この 言葉を越えて 通じていく感じを僕は待っていた







路上ライブに秘訣はあっても、絶対的安定はない





サンディッシュも、いつかこんなようなことを言っていた


『路上パフォーマンスは、

時間、空気、人々 すべてが音にマッチしたその時に、必ずいい結果がでる。』  





本当にそうだと思う


だからこそ、やりがいがあるとも言える









気がつくと、週末で一番の収益を得ていた。。





一日の締めくくりに

歌ってるときに出会った
日本人の男の子ユーキ君と、

この日は最終バスまで、楽しく会話に花を咲かせた

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それから次の週が始まる。。




連日、フリーマントルと隣町パースを行き来して
色んな場所で路上ライブを試す




山あり谷ありしながら

コツを探しながら続けていく

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日本人パフォーマーの男の子 コーヘイ君と出会った日


彼と 彼女アスカさんの手作り料理を頂きながら
お酒を飲み交わした日

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僅かな可能性を信じ
演奏を試みた場所で

運命的に出逢った パース出身の彼と、夜ご飯に行った日

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出逢いも色々とあった










二週目の週末マーケットがやってきた


金、土は強風、雨。。


でも、日曜は晴れて、先週よりもいい空気をつくりながら演奏できた




そういえば初日の金曜日


一週目のマーケットの時に出会った
女性シンガーの演奏を見ていたら


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とある若い夫妻が立ち止まり
チップをあげていて


彼らが去った後、
その女性シンガーが僕に伝えてきた



『さっきの人 あの “ジョンバトラー” だよ』 って




びっくり!

自分も前から好きだった
オーストラリア出身のミュージシャン!



聞くと彼の出身はこの辺りらしい




個人的に、
相当嬉しいハプニングだった



















ねぇ だいぶ話がそれるけど 





そういえば、サンディッシュと出会った初日の夜
ふたりでベンチに腰かけていたら



「今向こうのベンチに、
“刃物” を持った男がいるよ」 と


彼がさらっと 僕に伝えてきたことがあった




見ると、確かに

ナイフを振りながら
なにやら独り言を言ってる男がいた





なにも知らない通行人が
その刃物男のすぐ横を、会話に夢中になりながら通り過ぎていく





すると

男は 会話に集中してる二人組の背中を
ナイフ片手に忍び足で追いかけ出した





えっ!? やばい展開、、!!

全身から一気に血の気が引いていく僕の横で

サンディッシュはなぜか冷静だった




「いや、あの男に人を傷つけるほどの勇気は元々ないよ。 」







なぜにそんなにクールでいられるんだぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!









でも そのとおりだった





男は、気づいてない二人組みの背中に接近はしたが
結局 何もしなかった




僕らの近くにいた別の男性が
状況の異様さを知り 警察に通報





刃物男のことを意識しながら僕らは
バス停に慎重に向かった






一歩間違えば
あぶない夜だった












ただサンディッシュの冷静さにはあっぱれだ
















なにはともあれ

彼の大きな支えあっての
フリーマントルとパースでの生活だった





色々と どうもありがとう。


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彼は、いつも励ましのことばをくれた







『自分の出してる音楽を信じていい』


『人を意識するあまり 楽しむ事を忘れるべからず』 

















舞台は次の街

メルボルンへ























































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