My wonder story

僕と音の旅物語 90ヵ国以上の記録(2012/4~2015/8月を参照)               未来はいつも変えてゆける。




ペルー② / Peru② :: 2014/12/30(Tue)












“クスコ”

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クリスマスイブの朝に到着




“聖なる夜の奇跡。 なんて起こればいいな” 

頭の中でなんとなく願う。。





中心の広場のマーケットは
人であふれ返っていて、大盛り上がり

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ひとまず、さらーっと街を歩いてみて回る



車が多い通りばかりだ、、



となると、
歌うならやっぱりマーケットの広場がベストだな




宿に引き返し、

機材を持って
昼の一時過ぎ

いざ “クリスマス路上ライブ” へと出陣!





広場に着くなり、
セッティングを始めようとすると

目の前の男性が声を掛けてきた



『早く、歌い始めた方が良い。警備員が止めに来るのも時間の問題だ。』





自分 

「え、 それって、今ほんとに始めて問題ないんですか?」





男性

『大丈夫。彼らが何か言ってきたら、私がなんとか言いくるめる。 

早く始めちゃえばいい。君の音楽を聴いてみたいんだ』








彼の声がぐっと背中を押してくれた







ばばっと準備を終えて
路上ライブスタート


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(2014.12. 24 in Cusco. Peru)





彼の予想通り


三曲目が歌い終わったあたりで

警備員の女性が何やら笛を吹いて
止めに入ろうとしていた






すると、、


背中を押してくれた彼を筆頭に、
周りを囲んでくれていたお客さん達が


警備員に対して
果敢に抗議をし始めた







『足を止めてくれてる人達がいるんだ!


特別にでも、彼に歌わせてあげればいいじゃないか!』 

(たぶんこんな感じだった、、)






次第に
声は大きく膨らみ、


警備員に対して

周囲から大ブーイングが巻き起こる。。





見かねた様子で


警備員はそこを立ち去り

まさかの路上ライブ続行の許可。。
(たぶんかなり特例)




こんな展開初めてだ










写真を撮って手助けしてくれた
日本人の男性がいたので、ここにアップ

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ありがたいことに、、

終始沢山の人達が耳を傾けてくれた





およそ7時間、、

声が枯れるまで歌いに歌い続け

CDもいっぱい売れた





クリスマスギフトをくれた人たちもいた。。

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セッティングを始めた時


もしも 
“あの勇気をくれた男性” が
あそこに居合わせなければ、

路上ライブはすぐに中断させられていただろう





高まる抗議の声の中で

彼が、直接警備員に説得し続けていたのを覚えてる





彼と
あのタイミングで出会わなければ、


こんな音楽と
人々の愛で満ち溢れた

“幸せなクリスマスイブ” は送れてなかった


出会いにまた感謝











深夜12時を回る



選んだホステルが
たまたま高台に位置していたのもあり

街中のあちらこちらで
盛大に花火が花を咲かせてるのが見えた





最高過ぎる夜景

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一日のエンディングまで
完璧にドラマチックだったこの日


願っていた“聖なる夜の奇跡” が


本当に起こった気がした











翌朝。



乗り合いバスに乗り


あの有名な

天空の町“マチュピチュ”を目指す




バス移動はおよそ6時間


他の旅行者達と共に
列車が発着する山中の駅で降ろされる

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ここから、お金をセーブしたい組の観光客は
線路沿いをトレッキング






事前に調べた情報どおり

気分はさながら映画スタンドバイミー


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途中から雨が降り出し、
少し過酷な山歩きとなる



10キロに渡る道のり。。


夕方

ようやくマチュピチュ村に到着

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遺跡の観光に行ったのは
翌日朝


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正直に書くと

行く前までは

なんで“マチュピチュ”にここまで人が集まるのか疑問だった





でも行ってみて
はっきりわかった





その壮大さ

その美しさ

そのどこまでもスピリチュアルなセカイ感




間違いなく旅中のベスト3に入る


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一日がかりの移動

という過程もまた、
感動を大きくしてくれたのかもしれない







ここでちょっとエピソード。


およそ一週間前に

ペルーの首都リマに向かう飛行機の中で
隣に座った男性がいた



入国審査カードを記入する際に
困っていた彼にペンを貸してあげたら


「そのお礼だよ」 と言い

今度は彼が珈琲を一杯ご馳走してくれた、、





そして

空港に到着


入国審査を待つ列の中で
またしてもペンを必要としていた彼と遭遇


2度目の手助け



それからおよそ8日後、、、





ここマチュピチュで再会。

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彼とその娘さん








“再会” というキーワード


実際、ここ何日間か
その連鎖は、とどまることを知らなかった






書いてなかったけど、


数日前までいた
“アレキパ”でもあった


バスターミナルから
一緒にタクシーに乗り込み
会話が弾んだ男の子。





翌日の夜


バスターミナルに再度戻る際

渋滞で立ち往生気味だった
自分のタクシーの隣の車両を見ると
あの男の子の姿があった。。




あっ!! 

という感じで、
窓越しに挨拶






他にも

マチュピチュで仲良くなった
トルコ人の男性


クスコの同じ宿で
朝に少し話し込んだ日本人の男の子




二人とも
具体的な別れを言いそびれてたにも
関わらず


ちゃんと旅立つ直前に

ばったり“再会の瞬間”は
やってきてくれた





クスコの路上ライブ中に
写真を撮ってくれた日本人の男性とも

数日前までいた街 “イカ” で
元々少し面識があったので

再会と言える










“なんらかの縁”が
ある人とはまた逢えるセカイは健在だ



















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